私の投資信託による運用の状況と、投資信託全般の話題についてのブログです。

2007-05-31

覆い尽くす日が来る!?

毎日のように日経新聞の「オープン基準価格」欄を眺めているのですが、最近気になることがあります。
当該欄下部の公告スペースがだんだん小さくなっている、ということです。

この理由を考えると、
①ファンド本数が増えている
②新規参入の運用会社が増えている
③記載の仕方を変えている
ということが推測されます。

おそらく一番の要因は①だと思います。2007年4月末時点でのオープン投信の数は、2,359本。一年前の2006年4月末時点では、2,151本。一年で約200本が純増しているというわけです。この一年の間にも償還しているファンドがあるわけですから、いかに新規設定ファンドが増えているかがわかります。

このペースで増え続けると、あと2、3年で一面まるごと覆い尽くしそうです。日経新聞も広告欄が減っては困ると心配していないのでしょうか?

2007-05-30

大証ベンチャーファンド市場についてのメモ

平成13年に誕生した大阪証券取引所のベンチャーファンド市場ですが、現在は二つの投資法人が上場しています。

ベンチャービジネス証券投資法人 投資証券
ベンチャー・リヴァイタライズ証券投資法人 投資証券

同市場におけるベンチャーファンドは、上場後5年以内の上場企業、未公開企業、投資事業組合に投資するのだそうです。

ところで、上場しているので株式と同様時価での売買になるのですが、一つ気になることを発見しました。市場価格と新聞に載る値段との乖離です。

例えば、昨日のベンチャービジネス証券投資法人の終値は4,790円ですが、日経のオープン基準価格欄には7,168円となっていました。

よくよく調べてみると、この7,168円という値段は、参考評価額だそうです。普通の投信と同じで一口あたりの純資産の価格です。

普通これだけ乖離が起こると、サヤ寄せしていきそうなものですが、そこが問題なのでしょう。つまり、マーケットにおいては、未公開企業の部分をシビアに見ているということになります。あくまで想像ですが。

逆張りが好きな方はおもしろいかもしれませんよ。

2007-05-29

ノルウェー年金基金 株比率6割に

本日の日経新聞に、ノルウェーの公的年金基金が、株式の比率を4割から6割に高め、さらに不動産にも投資するという記事が載っていました。

世界の年金基金の規模でもお伝えしたように、ノルウェーの公的年金基金は世界第2位の規模。なぜノルウェー?と思っていたのですが、今日の記事を読んで納得。石油で潤っていたのですね。北海油田で取れた原油の輸出による収益が基金に積み立てられるシステムになっているとのことです。しかも、その基金は100%海外で運用!。

ウィキペディアによると、ノルウェーは世界第3位の原油輸出国だそうです。高福祉国家として成り立つのもうなずけます。資源を持つ国は強いですねー。

日本の公的年金運用の改革も議論されています。その運用に国民の将来がかかっている!

2007-05-28

もちろん裏目に出ることも

九州親和ホールディングスが、子会社の親和銀行を譲渡したうえで、自身は清算することを発表しました。この発表により同社株は監理ポストにはいったわけですが、そうなると気になるのが投資信託への組入れ状況です。

現在のところ、それWEBサイト上に公表しているのは、明治ドレスナーだけのようですが、東証1部であった以上は多少なりともTOPIXファンドには組入れられているのでしょう。

さて、TOPIXファンドに組入れられているのは当たり前として、アクティブファンドはどうであるのか?明治ドレスナーの日本株式アルファオープンを例にとってみますと、5月24日時点では0.066%の保有状況だそうです。同社のTOPIXオープンにおける比率は、0.010%ですから、オーバーウェイトしているようです。

次に、直近の運用報告書をみてみると、第3期から第4期(2006年9月21日から2007年3月20日)の期首には組入れのなかった九州親和ホールディングスが、期末には847千株が新たに組入れられたことがわかります。

アクティブファンドですから、何らかの投資判断に基づいてリスクをとって超過リターンを取りにいったわけですが、結果とすれば裏目に出たことになります。

別にこのこと自体が悪いと申し上げているのではありません。アクティブである以上は避けては通れない道ですから。ただ、知りたいのは、どういう投資判断に基づいて同社株を組入れたのかという説明です。

ですから、監理ポストや整理ポスト入り銘柄にの保有状況を公表する場合は、その説明を簡単でもいいので記載してくれると親切だなあという気がするわけです。説明があれば、「しょうがないか」と思ってくれる人もいるかもしれませんよ。

2007-05-25

ゴールド

昨日は、金を売却したお金が振り込まれていました。
とはいっても妻のものですが。

一週間ほど前、妻と金の話をしていたところ、「私、金持ってるよ。ちっちゃいやつ。」との意外な発言があり、驚いたところです。結婚して3年近くになりますが、そんな隠し財産?を持っていたとは知りませんでした。

金のチャートも高値圏にあり、話し合いの結果売却することに。50gが13万円ちょっと(消費税込)で売却できました。それにしても、金って電話一本で売却できるんですね。本人確認書類の提出も求められることなく、電話でレートを確定し、現物を後から郵送しました。

金といえば、それに絡んだ投資信託があったような気がしたので調べてみると、やっぱりありました。

「ブラックロック・ゴールド・メタル・オープン」

Bコース(為替ヘッジなし)の騰落率は、1年/7.70%、3年/136.28%、5年/168.91%だそうです。1995年2月の設定来では、なんと406.35%だそうです。年率複利換算で、14.18%。

もし購入されていた方、おめでとうございます。

2007-05-24

世界のREITマーケットは下落基調だったのですね

いつものごとく運用会社のWEBサイトを流し見していると、日本投信委託のサイトで、

「世界のREIT相場、年初来安値水準まで下落」

というレポートに目が留まりました。

私はREITならびにREITファンドを持っていないので、そのマーケットがどうなっているかは気にしていなかったのですが、これだけ世界同時成長などと言われているのだからREITマーケットも悪くないのだろうと勝手に決め付けていただけに意外でした。

そのレポートによると、確かにアメリカやヨーロッパのREITマーケットは年初来安値の水準にありました。これらの二つの市場は、昨年の上昇率が高かったようで、その反動とも考えられますし、金利動向やサブプライム・ローン問題の影響もあるのかもしれません。

ただ、海外のREIT動向を詳しく調べることはなかなか難しいかもしれませんが、少なくともJ-REITやJ-REITファンドをお持ちの方は、組入れられている不動産が金利や経済動向にどう影響を受けるのかを調べることは出来ると思います。オフィスビルなのか、小売りなのか、あるいは住宅なのかによって影響度も違ってくるはずです。

金持ち父さん風に言えば、どのセクターが今後もキャッシュを安定的にもたらしてくれるかを考えるということでしょうか。

2007-05-23

保有投信の販売手数料が他社で安くなったら

ネット証券・銀行を中心にノーロードの商品を増やす動きがひろがっています。

そうなるとよく出てくる問題が、口座を開いていない他社において、現在保有する投信の販売手数料が安くなったり、ノーロードになってしまうことです。

やはり悔しくなるのが正直なところですが、私のような積み立て投資家は、安易に他社に新たな口座を開設する前に注意すべき点があると考えています。

①そもそも定額積み立て可能なのか→口数買付しかできない販売会社もある
②分配金再投資可能なのか→分配金にも当然働いてもらいたい
ということです。

私がハイブリッド・セレクションをどこで買おうか考えていた当時は、ノーロードで買える販売会社はいくつかあったと思うのですが、上記2つの条件も満たしているところは見あたらなかったので、手数料2%を呑んで投信スーパーセンターにしたわけです。2%なら許容範囲かなとも思ったのですが。

その後、ハイブリッド・セレクションを扱うところも増えているようなので、主な販社を調べてみました。

販売会社/ノーロード/定額積み立て/分配金再投資コース
投信スーパーセンター/×/○/○
イー・トレード証券/○/×/×
楽天証券/○/×/×
ジョインベスト証券/○/○/○
イーバンク銀行/○/不明/○

というような状況です。イーバンクは積み立てできるのでしょうか?

条件を全て満たすところが現れてきたのですが、すぐに今の積み立てを中止して、他社で積み立てるべきかどうかは悩ましいところです。経済的に合理的なのは、他社で積み立てることですが、とりあえずは様子見で行きたいと思います。一番理想的なのは投スパが手数料を下げてくれることなんですがねぇ。

2007-05-22

2007/05/18の繰上償還ファンド


ファンド:転換社債オープン
運用会社:日本投信委託
設定日:1988年7月28日
特色:転換社債及び新株予約権付社債を主要投資対象とし、安定した収益の確保と信託財産の長期的成長を図ることを目的として、運用を行う。

20年近く運用したことになりますね。目論見書には、内外の証券取引所に上場しているCBに投資すると書いてあるのですが、前期の運用報告書を読むと国内上場のCBがほとんどを占めていたようです。CBと聞くと、少し懐かしい響きもするのですが、何年振りかに日経のCB欄に目を通してみました。すると、現在東証に上場しているCBは100銘柄もないんですね。こんなに少なかったかなーと意外に思いました。そういえば、村上ファンドは転換社債も利用して阪神の株を買い占めしてたということを思い出しました。



 

2007-05-21

イー・トレードの401K情報を教えていただきました。

先日、「確定拠出年金 脱退しようかな」という記事を書いたところ、t.o様よりいい情報を教えていただきました。



その内容とは、イー・トレード証券では、確定拠出年金(個人型)の資産が50万円以上になると、運営管理手数料が無料だということです。



ということは、毎月の負担は、国民年金基金連合会と事務委託先金融機関への手数料だけで済むということになるのでしょうか。



運営管理機関手数料のウェイトが一番大きいですから、これが無料になるとはすごい。



早速資料請求してみたいと思います。

2007-05-18

過去と将来-定量評価について-

投資信託を選ぶ際のポイントとして、「過去の実績は当てにならない」というのがよく言われています。


その根拠となっているのが過去の統計なわけですが、例えばラッセル・インベストメント証券投信投資顧問のWEBサイトによりますと、米国株式で運用する123社を対象に、2000年に運用成績上位25%に入った31社のうち、5年間に上位25%であり続けたのは2社のみだそうです。


確かに、これを聞くと過去の成績なんて当てにならないと思ってしまいます。


かといって、反対に過去の成績が悪いものを選んでもいいやなんて気もおこりません。


私が持つハイブリッド・セレクションは、過去の成績が優れていたので、将来どうなるだろうという実験も兼ねて購入しました。


ただ、私のスタンスとしては、ずっと上位であり続けてほしいとは当然思うのですが、過大な期待は持っておらず、そこそこでいいやという気持ちです。時には成績の振るわない年もあるでしょう。人間が運用するアクティブファンドですから。


選んだファンドに対して一番に願うことは、長く運用してくれることです。長く運用してくれれば、安くなった時に多めに買い増すなど、受益者側でパフォーマンスを改善する余地があると思っているからです。


私の結論は、「過去の成績は重視するけど、過大な期待はしない」ということです。自分が投資行動に移るための背中を押してくれるツールといった感じでしょうか。株の売買におけるチャートについても、あくまでの背中を押すツールだと捉えています。


下位25%が5年間下位であり続ける統計なんかご存知の方いらっしゃいましたら、教えてください。

2007-05-17

確定拠出年金 脱退しようかな

私が確定拠出年金(個人型)に加入していることは、何度もお伝えしていますが、加入者の立場からみた問題点は大きくわけて2つあります。

①私個人に起因する問題
 毎月5,000円の拠出に対して、運営管理機関等に支払う手数料が478円(固定額)ですから、拠出額に対して実際に運用に回る分は4522円。9.56%の手数料が差し引かれています。
 個人型に加入するサラリーマンの拠出上限額である18,000円を拠出したとしても、2.66%の手数料が差し引かれることになります。
②確定拠出年金制度自体に起因する問題
 rennyさんらが激しく怒っている特別法人税の凍結解除(2008年3月末)の問題、拠出限度額の低さなどのその他の問題点。詳しくはこちら


そんな問題を抱えているため、脱退しようかなと考えています。その前に、このままの状態で確定拠出年金(個人型)を続けた場合と、脱退して自分で運用した場合とをシュミレーションしてみました。


画像をクリックして拡大してください。

シュミレーションの結果、二つを比べると、10年間で14万円の差がつきました。比べなくても、確定拠出年金を続けると、10年間で、76万円の拠出に対して、88万円ですから大した利回りを得られません。毎月限度額上限の18,000円を拠出したとすると、差額は27万円強になります。

私の場合は、毎月の手数料が一番のネックになっているのですが、特別法人税も複利の逆効果で増えていることがわかります。

上記のような理由と、無駄な支出は押さえなければならないという家計の現状から一度脱退しようと考えているわけです。

今後、制度改正があったり、家計の状況が改善されれば再加入を考えようと思います。

もちろん、私の場合がこういう試算結果になったので、皆さんにそのまま当てはめるのは注意が必要です。確定拠出年金の個人型は、掛金が所得控除されるなどのメリットもありますので。

2007-05-16

ネット証券andノーロードandインデックスファンド

資産形成で手間やコストをかけないで運用を行っていくのであれば、

ネット証券で →営業されない
ノーロード(販売手数料無料)の →全額運用に回る
インデックスファンドを買う  →銘柄選択の必要なし

というのが賢い手段です。 (略してNNI:Net,Noload,Index)

そこで、4大ネット証券(イー・トレード、カブドットコム、マネックス、楽天)で取り扱っている投資信託(国内・追加型)の中で、上記3つの条件に全て該当するファンドを調べてみました。



2007年5月16日現在

投資対象対象指数ファンド信託報酬(%)イー・トレードカブドットコムマネックス楽天
国内株式日経225インデックスファンド225
三菱UFJ
0.546(0.52)--
国内株式日経225株式インデックスファンド225
第一勧業
0.5775(0.55)--
国内株式日経225インデックスミリオン
第一勧業
1.6275(1.55)---
国内株式日経225日経225ノーロードオープン
興銀第一
0.84(0.8)
国内株式日経225朝日ライフ 日経平均ファンド(愛称:にいにいGo)
朝日ライフ
0.525(0.5)---
国内株式TOPIXトピックス・インデックス ファンド
大和
0.651(0.62)---
国内株式TOPIXトピックスオープン
三菱UFJ
0.651(0.62)-
国内株式TOPIX富士TOPIXオープン
富士
0.6825(0.65)---
国内株式TOPIXインデックスファンドTSP
日興
0.546(0.52)--
外国株式MSCIコクサイステート・ストリート 外国株式インデックス
ステートストリート
0.9975(0.95)--
外国株式(注1)トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド
トヨタ

1.05(1.0)

(注2)

---
外国債券シティグループ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)三菱UFJ 世界国債インデックスファンド(毎月分配型)
0.7875(0.75)---
(注1)MSCI USプライムマーケットグロースインデックス/MSCI USプライムマーケットバリューインデックス/MSCI ヨーロッパ・インデックス/セレクト・エマージング・マーケット・インデックス
(注2)実質的な信託報酬は年率1.30%程度

思ったより少ないといった印象を持ちましたが、上記3つの条件を満たしているので、投資家にとっては選びやすいとも言えます。調べ漏れがあれば教えてください。もちろん、他のネット証券にも範囲を広げればもっとあると思います。

資産運用をしなければならないとは思っているけど、深く勉強するつもりもないという人は、上記のファンドを参考にすればいかがでしょうか?

2007-05-15

個人型年金実態調査

会社の郵便受けに、厚生労働省からの封書が届いていたので、何事かと思ったら、

「確定拠出年金に関する実態調査」ご協力のお願い

と書いた手紙が入っていました。

当ブログでも、確定拠出年金(個人型中心に)に関するグチを書いているので、それを伝えるチャンスかと思ったのですが、調査書には、

1.登録事業所の厚生年金保険被保険者数
2.登録事業所の業種
3.証券コード

しか記入欄がありませんでした。

これだけで実態調査になるの?と疑問に思いながら、十数秒で記入完了。

問題点なら言われなくてもわかってるよ、ということなのでしょうか。

まあ、改善してくれるなら期待して待つこととします。

2007-05-14

マザーマーケットなのに不人気

投資信託全体を眺めると、残高は過去最高を更新し続けているわけですが、その中で日本株を投資対象とするものは不人気です。

投資信託協会のデータによりますと、3月末時点で追加型株式投信の残高は、57兆5933億円ですが、そのうち、国内株式型は、7兆8561億円で13.6%程度です。ちなみに、外債が主要対象の毎月決算型は17兆803億円で約30%で、ファンド・オブ・ファンズは15兆9535億円で約28%を占めております。

日本株投信を売却して、新興国投信等に乗り換えたりする動きがあることも確かですが、そもそも日本株投信は魅力がないと思われていることが根底にあるように感じます。

日本はこれから人口が減って成長しにくくなるし、その一方で新興国は毎年二ケタ成長してると伝えられると、確かに海外に目が向いてしまいがちになります。

でも、日本に生まれて日本に住んでいる限りは、大半の人が日本の会社に勤めてお給料をもらっているのに、日本は駄目だなんてなんだか悲しいような気が。

そもそも海外に投資する余裕ができるのも、日本が豊かな国であり、1人1人もそこそこ豊かであるからだと思います。

そんなことを考えつつ、もう少し日本株投信のシェアが高くてもいいように考えているわけです。

ただし、売る側の金融機関がこの動きを無理やり作ろうとすると、ブームだけしか作り出さないので、あくまでも「自然」に増えていくのが望ましいですね。「自然に」とは、日本自体が魅力的なマーケットとなるために、企業が努力すること、投資家が知識を身につけることぐらいしかないのですが。

新興国の成長で蓄積された富が日本に流入するくらいの魅力的なマーケットになることを願うばかりです。

現在資金的に制限のある私が、日本株投信を選んだのは上記のような理由からでもあるわけです。もちろん、何に投資するかは自由で、私も余裕が出てくれば、いろんなものに投資したいとは思っています。

2007-05-11

起こるべくして起こった 投信の一任勘定取引

時事通信によると、
福岡銀行の行員が、投資信託の一任勘定取引を行ったとのことです。

この記事を見たときには、「やっぱりそうなっちゃうよねー」と感じました。

都市銀行や地方銀行が新たな収益の柱として投資信託に注力すれば、当然行員には過大なノルマが課せられ、顧客に十分な説明がなされなかったり、今回のように一任勘定取引が行われたりするのは当然考えられることです。一任勘定取引が銀行で発覚したのは異例らしいのですが、氷山の一角に間違いないでしょう。

顧客にとって不幸であるもちろん、その行員にとっても不幸なことです。そして、誰に一番責任があるかと言えば、経営側です。

きっと行員だけが責任を取らされて、銀行側は、

法令順守を徹底する

なんて言葉で、責任を果たしたつもりになるんでしょうね。

大きなプレッシャーを背負った行員が、顧客に資産運用のアドバイスなんてできるわけないですよね。

今回の記事は怒るというよりも悲しいできごとでした。

2007-05-10

あの本プレゼントキャンペーンを実施します。

お知らせです。
投資信託コミュニティサイト「ファンドゲット.com」のてこ入れ(*_*)を図るため、ユーザー登録&ファンド登録キャンペーンを行います。

キャンペーン概要 (終了しました)
キャンペーン期間:
2007年5月10日~2007年5月24日
当選商品:
『ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理』第9版 (著)バートン マルキール(翻訳)井出 正介 2007年5月25日発売の最新版です。
当選人数:
原則、ファンド登録者人数に10%をかけた人数
例えば、50人なら5名様、100名なら10名様、ただし上限を50名様程度と想定しております。
もし全く応募がなかった場合は、現在ファンド登録していただいている13名(私を除くと12名)の中から1名を選びます。
応募方法:
ファンドゲット.comにユーザー登録後、最低1件の保有ファンド登録を行ってください。すでにファンド登録をしていただいているユーザー様は自動的に対象となります。
ユーザー登録はこちら
当選発表:
当選された方にメールでお知らせします。なお、当選された方から得た住所氏名等の個人情報は、キャンペーン終了後に削除します。
注意事項:
ユーザー登録はお一人様1回限りです。
ユーザー登録だけでは対象となりません。ファンド登録を最低1件お願いします。
以下に該当する投稿は、キャンペーン対象外となります。
 ①内容が具体的でない投稿(当社判断)
 ②その他、不適切と判断した投稿(当社判断)
主催:
株式会社ファンド・イニシアティブ
以上がキャンペーン概要です。
キャンペーンに本を選んだのは、2,500円くらいのお金よりも1冊の良質な本の方が、その人にって2,500円以上の価値を生み出すと考えているからです。
この『ウォール街のランダムウォーカー』は、インデックス投資家の方はもちろん、全ての個人投資家の方にとってのバイブルだと思われます。
投信選びに迷っている人の参考となるような投稿をお待ちしてます。わたしも参考にしてます。
1人も集まらなかったら、悲しいかも。
質問等ございましたら、コメント欄にどうぞ。

2007-05-09

郵便局の投信純資産残高とシェア

郵便局でも投信が売れているというニュースをよく聞きますので、実際に調べてみました。


公募株式投信全体と郵便局のシェア
(出所)社団法人投資信託協会WEBサイト
    日本郵政公社WEBサイト


公募株式投信に占める割合は1%を超えているんですね。残高の伸びもすごい。

最近は投信販売に力をいれているので、個人向け国債をあまり熱心には勧めていない様子。そりゃそうでしょう、投信がもうかると気づいたのですから。

民営化後はさらに恐ろしいですね。

2007-05-08

MRFも

私が利用する、投信スーパーセンターの投信積み立ては、銀行からの引き落としではなく、MRFから充当されます。

ですから、月末にはATMで銀行から1万円下ろして、その場で日興カードでMRFで入金する形です。銀行口座から直接引き落とされるわけではないので、面倒ではあるのですが、それは別に大したことではありません。

さて、決済に利用している日興MRFですが、残高が6円になっていたのが気になって、分配率を調べてみたところ、0.353%(年換算・課税前)になっているではありませんか。

私が記憶していた数年前のMRFの分配率は、0.00いくつだったので意外でした。ゼロ金利解除になっているので、当たり前といえば当たり前なのですが。

超低金利に慣れてしまって、0.353%と言えどもなんだか高く感じてしまいました。

2007-05-07

2007/05/07の繰上償還ファンド

■ファンド:エスジーe-asia ファンド
 運用会社:ソシエテジェネラルアセットマネジメント
 設定日:2000/03/31
 特色:主として日本を除くアジア・オセアニア地域のe-ビジネス関連企業の株式に投資する。

2000年3月と言えば、ITバブルがほぼピークを迎えていたころですね。商品を差別化させるために、アメリカでも日本でもなく、アジア・オセアニア地域のe-ビジネス企業に投資対象を拡げたのでしょうか。そういえば、アジア地域のe-ビジネス関連企業に投資するファンドが他にもあったような・・・・。

ところで、現在のTOPIXは、2000年3月当時と並んでいるんですね。新興市場銘柄が全く逆の状況に置かれているので、なんだか不思議な感じがします。日経平均は、まだ2,000円ちょっと離れていますが。

2007-05-06

オルタナティブ投資もいいけれど

昨日の日経新聞に、年金積立金管理運用独立行政法人が株と債券以外にも投資を検討しているとの記事が一面に載っていました。

世界の年金基金の規模比較でもお伝えしたように、年金積立金~は、世界最大の公的年金基金です。

そこがいわゆる”オルタナティブ投資”に乗り出すのですから、本気で運用の改善を考え始めたのかなあという気もします。経済財政諮問会議や金融審議会等でも、運用の改革の必要性が主張されております。

しかし、オルタナティブ投資がオルタナティブである所以は、伝統的な資産である株式や債券での運用をとことん追求した上で、一層の運用成果向上を図ることにあるはずです。

日経によると、アメリカのカルパースの年平均運用利回りが10%超で、年金積立金~は5%だそうです。10%を超える成績を残すカルパースが最近オルタナティブ投資を実際に開始しましたが、現段階での組入れ目標は6%です。いかに、株や債券での基本的な運用が大事かが、逆にわかるような気がします。

ですから、年金積立金管理運用独立行政法人も、まず伝統的資産である株と債券の運用能力向上を優先させてほしいと願うばかりです。自家運用分と信託会社等への委託分があるとのことなので、それぞれのアプローチがあることでしょう。

基本が大事というのは、個人投資家にも当てはまるのではないでしょうか?

2007-05-05

積み立ての検証(まだ早いけど)

2006年11月30日から、月1万円ずつ6回にわたってハイブリッド・セレクションを積み立ててきたわけですが、その検証を行ってみたいと思います。

2006年11月30日から2007年5月1日までの6回の買付の実績と、2006年11月30日にもし6万円分購入していたらという仮定との差を検証しました。



実績仮定備考
2006/11/305,581口33,486口
2007/01/045,308口
2007/01/315,276口
2007/02/19823口1,673口分配金再投資
2007/02/285,536口
2007/04/025,697口
2007/05/015,607口
合計33,828口35,159口1,331口の差
2007/05/02時価59,300円61,633円2,333円の差

結論から言うと、ドルコスト平均法のメリットは享受できなかったということになります。理由は簡単で、基準価額は、2月末の急落があっても買付当初の水準まで下落することなく順調に上昇していたからです。つまり、ドルコスト平均法の、「安いときに多くの口数が買えるという」という武器が使えなかった(=安い水準がなかった)ということですね。

だからといって、投信の積み立てを止めるつもりはありません

なぜなら、①まだ投資を始めてわずかの期間しか経過していない②長期運用では、下落トレンドになる時が必ずくる③タイミングはマーケットの神様のみぞ知る、と考えているからです。

まあ、最終的にそこそこのリターンが得られるならば、もし積み立てにより、かえってリターンが減らされていたとしても、どうってことないですね。あくまで、私の運用の目的は、資産を増やすことであり、スポット買いに勝つことでも、ベンチマークに勝つことでもないですから。

今日やったような検証はしょせん結果論ですので。

2007-05-02

6回目の買付

昨日は、6回目の買付。投資信託の積み立て開始から半年経過したことになります。

買付単価 17,469円
買付口数 5,607口

これで、合計口数33,828口となりました。
ファンド投資家としてはまだまだ赤ちゃんですので、早く大人になりたいです。あーだこーだというよりも、実績で示したほうが説得力ありますから。

2007-05-01

愛称って必要かな?

YOMIURI ONLINEに『ユニークな愛称の投信増加』という記事が載っていました。

(引用)一般の人には難しい商品名に語呂合わせなどで名前をつけることで、より身近な金融商品として売り込もうという狙いだ。

記事によると、第一勧業アセットのDKAトリニティオープンは、1999年に大ヒットした「だんご3兄弟」にかけて「ファンド3兄弟」にしたとのこと。

じゃあ設定も1999年なの?と思いきや、実は2005年9月・・・・・・・・・。

タイムリーに流行っているものでもなく、ちょい昔に流行ったものを使うとは。それもある意味新しいチャレンジですね。

投資信託の愛称自体を否定する気はさらさらありません。あってもなくてもいいです。別に運用とは関係ないから。

ただ、私は、シンプルなファンド名のほうがかっこいいという考え。私の持つ「ハイブリッド・セレクション」は、ぎりぎりシンプルかなーなんて思っています。流行にのって名前をつけたものが、本当に長続きするのかなという、うがった見方をしてしまうひねくれ者な私です。

ちなみに、ファンド3兄弟は、純資産総額1,200億円を突破しているようです。(フォローになったかな?)