投信の統合については、何度かエントリーを書いた記憶がありますが、ようやく少し具体的なことがわかりました。
投信の統合、可能に 購入者同意で (asahi.com)
<引用>今年9月30日からは、投信の購入者の半数以上の同意が得られれば、複数の投信を統合できるようになった。</引用>
購入者の半数以上の同意とは、受益権総口数の半数以上という意味だと思います。おそらく手続き的には、繰上償還の時のように、異議申立てが受益権総口数の2分の1を超えなければ成立するという流れなのでしょう。
繰上償還の場合は、ほとんどの場合成立するのですが、統合では受益者はどう反応するかに非常に興味があります。「いつの間にか統合してた」なんて人が現実的には多いのかもしれませんが。
ところで、運用方針が似ている投信が統合するわけですが、運用会社同士の合併によりインデックス投信が増えてしまった三菱UFJ投信ですが、統合については、QUICK MoneyLifeの
孫のために50年先の資産づくりを ― 投信を海外投資の導管として
三菱UFJ投信の後藤俊夫社長 (10/24)
において、「今後の課題として検討する」という発言をされているようなので、すぐに動きが起こるというわけではなさそうです。
私の投資信託による運用の状況と、投資信託全般の話題についてのブログです。
2007-10-31
半数以上の同意で投資信託を統合
2007-10-30
キャピタル 設定額は324億、159億
2007-10-29
楽天証券/フィデリティ・ダイレクト/ジョインベスト証券 新規取扱 2007/10/29
楽天証券が10/29より取り扱う投資信託は以下の通りです。
DIAM資産形成ファンド(1年決算型)(愛称:スマナビ)
DIAM資産形成ファンド(隔月決算型)(愛称:スマナビ)
M&Aバリューファンド
パン・パシフィック外国債券オープン〔毎月分配型〕
安田オリエンタル・セレクト50(愛称:鳳凰)
安田日本株バリューアップ・セレクト100(愛称:雷(いかずち))
フィデリティ・ダイレクトが10/29より取り扱う投資信託は以下の通りです。
フィデリティ-スリー・ベーシック・ファンド(愛称:水と大地とエネルギー)
安田ジャパン・セレクト(愛称:萌芽)
PCA韓国株式オープン
ジョインベスト証券が10/29より取り扱う投資信託は以下の通りです。
フィデリティ-スリー・ベーシック・ファンド(愛称:水と大地とエネルギー)
2007-10-26
勉強会3
昨日は、証券分析理論の勉強会の第3回目でした。
テーマは「M&Aにおける企業価値評価-ケース討論」。
前半は、ある企業(未上場)について2社が買手として名乗りを上げたとの仮想のケースにおいて、その2社の買収後の計画をもとに、それぞれの買収提示価格を見積もるという課題の解説でした。
論点は、
未上場企業は類似業種の上場企業を参考にする
参考にする上場企業のWACCを推定するにあたって、負債の資本コストには何を適用するのか、CAPMで株式の資本コストについて、リスクフリーレートやマーケットリスクプレミアムにはどの指標を適用すべきなのか
だったと思います。
後半は、阪急と阪神の経営統合について、930円のTOB価格は高いのか安いのをDCF法やEBITDA
倍率を使っての解説でした。
この勉強会に参加している方々は、M&Aの実務家や事業会社の専門部署の方、その他知識豊富な人達が多いと思いますので、自分のレベルの低さを感じるたびに愕然とするわけですが、だからこそそのギャップを埋めていきたいと強く思います。自分の将来の成長する姿をイメージすることが、勉強の原動力になっていると思います。
ジョインベスト証券 新規取扱 2007/10/26
ジョインベスト証券が10/26より新しく取り扱う投資信託は以下の通りです。
PRU国内株式マーケット・パフォーマー
PRU国内債券マーケット・パフォーマー
PRU海外株式マーケット・パフォーマー
PRU海外債券マーケット・パフォーマー
2007-10-25
2007-10-24
信託報酬の仕訳
信託報酬は、実際は毎日計算されて基準価額に反映されているわけですが、それについて深く考えたことがなかったことから再度目論見書をチェックしてみました。
目論見書には、
【信託報酬等】
信託期間を通じて毎日、信託財産の純資産総額に対し、年○○の率を乗じて得た金額が信託報酬として毎日計算され、信託財産の費用として計上されます。
などと書いてあることが一般的ですが、例えばこれを現在勉強中の簿記で仕訳してみると、
10/29 (借)委託者報酬 100 (貸)未払委託者報酬 100
10/30 (借)委託者報酬 102 (貸)未払委託者報酬 102
10/31 (借)委託者報酬 104 (貸)未払委託者報酬 104
委託者報酬が費用の増加として、未払委託者報酬が負債の増加として計上されることになると思います。
次に期末を迎え、
(借)未払委託者報酬 306 (貸)現金 306
とう仕訳をして、ファンドから運用会社に報酬が支払われ、それぞれ負債の減少・資産の減少として計上されるかと思います。
正式には多少異なるかもしれませんが、大枠の流れとしては多分あっていると思います。もしお詳しい方でご指摘があればよろしくお願いします。
2007-10-23
投資 右脳派 左脳派?
久々にアエラを駅で買ってみました。
そのなかに、「右脳と左脳を使い分ける」という記事があったのですが、なぜか文中には澤上社長のコメントもありました。
<引用>「投資も企業経営も、よって立つのは人々の生活、喜怒哀楽。人の世の変化を感じ取り、予測するには論理よりも感覚、イメージ力が大事です。投資は右脳の行動だ、と言ってもいいぐらい」</引用>
儲かっている人は、おそらく世の中に対する嗅覚が優れているだろうなと感じていたので、それと似ているのかなと感じました。
そのほか文中では、さわかみ投信のユニークな社内勉強家の様子も書かれていたりしますので、ご興味のある方はキオスク等でどうぞ。
投信スーパーセンター 開設1周年
本日10月23日で、投信スーパーセンターが1周年を迎えたそうです。
投信スーパーセンター 開設一周年のご挨拶
日本初のファンド・スーパー・マーケットが出来るということで、応援の意味もこめて口座開設したのを思い出しました。
投スパの特徴は、なんといっても品揃えです。500本以上取り扱ってますから。その代わりに、その品揃えに若干偏りが見られたり、なぜ投スパだけノーロードじゃないのだろうというものもあり、これからのさらなる向上に期待したいところです。
2007-10-21
楽天証券 新規取扱 2007/10/22
クロッキー日本株プラス(3カ月決算型)(愛称:ダブルインカム)
インベスコ オーストラリア債券ファンド
GS新成長国債券ファンド(愛称:花ボンド)
GS日本株・プラス(円コース)
ゴールドマン・サックス毎月分配債券ファンド(愛称:妖精物語)
2007-10-19
ジョインベスト証券 ノーロード化 2007/10/19
新しく「販売会社情報」をラベルに加えて、Fund Initiativeで対象としている9社について、投資信託の新規取扱や手数料改訂の情報を書き込んでいきたいと思います。
本日よりジョインベスト証券がノーロード化する投資信託は以下の通りです。
ラッセル日本株式マルチ・マネージャーファンド〔匠の輪〕
ラッセル外国株式マルチ・マネージャーファンド〔ワールド・エキスパート〕
MHAM ライフナビゲーション2010
MHAM ライフナビゲーション2020
MHAM ライフナビゲーション2030
MHAM ライフナビゲーション2040
MHAM ライフナビゲーションインカム
GS 外国株式インデックス・プラス
2007-10-16
楽天証券 怒涛の勢い
ここ2ヵ月ぐらい、楽天証券が投資信託の取扱いをペースを上げてるなあと感じていたのですが、
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)さんの、
直接取材敢行@楽天証券(その3) ~海外ETFの売買手数料値下げは?投信の金額指定購入・分配金再投資・自動積み立ては?などなど
というエントリで納得しました。
どうやら投資信託にも全力投球するようです。 金額指定購入・分配金再投資・自動積み立ての三点セットは、長期投資に不可欠ですものね。
ちなみに、8月以降に楽天証券が取扱いを始めた投資信託は以下の通りです。
2007/08/06
ディープリサーチ・チャイナ・ファンド 愛称:翡翠探訪
JPMジャパン・ファンド 愛称:ココロジカル
DIAMグローバル・アクティブ・バランスファンド 愛称:クラシックエイト
2007/08/14
SG-ラグジュアリー・ブランド世界株式ファンド(愛称:シャンゼリゼ)
2007/08/20
DIAMインカム3資産ファンド(毎月決算型) 愛称:インカム・パスポート
三井住友・世界食糧関連ビジネスファンド
HSBC チャイナ オープン
2007/08/27
損保ジャパン-TCW・MBSオープン Bコース(為替ヘッジなし)(愛称:こむぎ畑)
損保ジャパン・グリーン・オープン(愛称:ぶなの森)
損保ジャパンSRIオープン 愛称:未来のちから
2007/09/03
好配当ジャパン・オープン (愛称:株式時代)
損保ジャパン-S&P 拡大中国株投信
ユーロランド・ソブリン・インカム
2007/09/10
GS 外国株式インデックス・プラス
JFグレート・アジア3・ファンド (愛称:グレート・アジア3)
JPM新興国ソブリン・オープン
2007/09/18
JFアジア株・アクティブ・オープン
2007/09/25
温暖化対策株式オープン(愛称:グリーン・プラネット)
世界3資産アクティブ・バランス・ファンド(愛称 :資産工房)
ブラックロック・USベーシック・バリュー・オープン
ブラックロック日本株厳選ファンド (愛称:極み)
ブラックロック世界好配当株式オープン (愛称:世界の息吹)
2007/10/01
WS新資源テクノロジー・ファンド(愛称:グローバル・シフト)
ドイチェ・グローバル好配当株式ファンド(毎月分配型)
ドイチェ・ヨーロッパ インカム オープン
ドイチェ・ライフ・プラン 30
ドイチェ・ライフ・プラン 50
ドイチェ・ライフ・プラン 70
2007/10/09
三井住友・アジア4大成長国オープン(ベトナム・インド・中国・日本)
三井住友・ヨーロッパ国債ファンド
三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(愛称:椰子の実)
アジア優良株ファンド
世界高金利債券ファンド(愛称:債券万博)
三井住友・フォーカス・ジャパン・オープン
2007/10/15
フィデリティ-スリー・ベーシック・ファンド(愛称:水と大地とエネルギー)
安田アメリカ株式ファンド(愛称:グレートイーグル)
安田ジャパン・セレクト(愛称:萌芽)
安田外国債券ファンド(愛称:ハリアー)
安田日本債券ファンド(愛称:ホワイトウィング)
安田欧州株式ファンド(愛称:ファザーン)
安田日本株式ファンド(愛称:ターミガン)
2007-10-15
5つの特長
今月公募投信ビジネスに参入するキャピタル・インターナショナルのロイターでのインタビューにおいて、
「ファンドの募集開始日(15日)にあわせホームページを立ち上げる予定だ。」
とあったので、探してみました。
多分こちらだと思います。
掲げられている「5つの特長」は、
- 長期投資という哲学
- 安定した組織
- 徹底した調査
- 独自の運用手法
- 豊富な運用経験
だそうです。
海外のブランド力のある運用会社が言うとなんだか説得力があるわけですが、日本の運用会社が同じことを言ってもあまり響かないのはなぜでしょうか。その点においても、日本の運用会社はもっとがんばって欲しいところです。
2007-10-12
レオス社長 ブログの法則
少し前ですが、NIIKEI NETのマネーインタビューに、
【投資環境】「ブログの法則」を発見――藤野英人 レオス・キャピタルワークス社長(07/09/28)
という記事があったのはご覧になったでしょうか。
インタビューの最後にあった、
<引用>社長ブログの更新が1ヵ月止まると、業績の下方修正や処分など必ずといっていいほど明るみに出ます。恐らく悪いニュースに接すると、社長も文章など書いていられない心情になるのだと思います。</引用>
という箇所。
そんな心情わかる気がする・・・。
2007-10-11
給料DOWN↓ 配当UP↑
先月発表された統計ですが、
民間の平均給与、9年連続ダウン・昨年、434万円(NIKKEI NET )
売上高や経常利益など最高、法人企業統計・06年度(NIKKEI NET)
ということで、国際競争力の強化という大義名分のもとにお給料は減る一方で、株主への利益還元の一つである配当も過去最高規模だそうです。
こういう統計が出ると、「運用しなけらばならない」とある種の強迫観念にとらわれてしまいそうですが、その前にすべきことは、「どうすれば給料が上がるのか」を考えることです。給料を上げるためには自分の能力を磨いていくしかない。そして、能力アップのためには勉強し続けなければならない。そんなことに行き着くような気がします。
2007-10-09
フィデリティ・ダイレクトの追加及びその他修正の件
販売手数料比較、信託報酬比較サイトのファンド・イニシアティブに若干の修正を実施しました。
- 今までの8社の比較に加えて、フィデリティ・ダイレクトを新たに対象としました。
- 各金融機関の販売手数料の詳細もご覧いただけるようになりました。
1について
フィデリティ・ダイレクトは、ここ最近取り扱いファンドを増やしていることや、積立にも注力していることから対象とすることにしました。
2について
今までは各金融機関における最大の販売手数料率のみの表示でしたが、投資金額に応じて適用される手数料も異なることから、詳細についても比較できるように致しました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
2007-10-05
勉強会2
2007-10-04
外貨準備の運用
普段は読み飛ばすことの多い日経新聞朝刊の『経済教室』ですが、今日のタイトルが「外貨準備を考える(上)(東京大学教授 伊藤隆敏氏)」だったので読んでみました。
その中の提言は、米国債等からの利子収入から政府短期証券の利払いと諸経費を差し引いた運用益(最近では年300億ドル)を積極運用すべきということです。
安全性・流動性の観点から米国債中心の運用が適しているが、そこから得た運用益部分は積極運用しましょうよってことですね。確かにこの考え方だと、積極運用に消極的な財務省も納得するかもしれません。
この記事の中で印象に残ったのは、外国為替資金特別会計は結果的にキャリートレードを行っているという点です。政府短期証券による資金の調達とその利子の支払いは円建で、資産の米国債とそこから得る利子収入はドル建てであることが同会計の仕組みだからです。
日米の金利差が大きいので、年300億ドルも儲かっているけれども、金利が逆転するとそれがマイナスになるリスクがあるので、外貨準備の利回りを高めるために積極運用すべきとの論拠に納得しました。
私自身はこの提案ならば賛成ですが、最大の障害は国民感情でないかと思ってます。運用する以上、単年度にある程度のマイナスになることは必ず起こるわけですが、超安定志向の国民はそれだけで「けしからん」ってなりそうですから。
「貯蓄から投資へ」の道のりがまだまだ遠い状況では、なかなか国民の理解が得られないと思いますので、国民への投資教育が先に行われるべきかもしれません。金融知識が向上すれば、「円天市場」みたいなものにだまされる人も少なくなるでしょう。
経済教室をまだ読んでいないひとはぜひご一読を。
2007-10-02
11回目の買付 ハイブS
昨日は、ハイブリッド・セレクションの買付日でした。
買付単価 17,680円
買付数量 5,540口
となり、これで合計口数は60,735口となりました。
買付日に基準価額が上昇していると少しだけくやしいのですが、それは過去に買った分が上昇することでもあるわけですから、さほど意味のない悩みです。
積み立ては、どれだけ所有できるか をポイントに考えるのが一番だと考えています。