私の投資信託による運用の状況と、投資信託全般の話題についてのブログです。

2007-07-17

確定拠出年金、「運用放棄」7割増

昨日の日経新聞に、確定拠出年金、「運用放棄」7割増」という記事が載っていました。

今年3月にも、同じく日経新聞の確定拠出年金、転職者の6割が放棄という記事を元に、エントリーを書いたことを思い出しました。

記事によると、運用放棄とみなされている人が2006年度は前年度より7割増えたとのこと。転職者の6割が放棄し続ければ、運用放棄が7割も増えるのも当然ですね。

公的年金は、国が責任をもって対処してくれるはずですが、確定拠出年金はまさに自己責任(管理面・運用面も)が問われているので、企業の転職者や退職者が早く気づくといいのですが。

おそらくこの運用放棄(というか手続きの失念)は、企業型の確定拠出年金を中心に起こっているのだと思います。個人型に加入しているひとは、自分で手続きとらないと加入できませんから。

そういう意味では、企業の人事部が退職者や転職者にしっかりと説明しているのかが疑問ですし、個人の側も企業に頼りっぱなしでは駄目だということでしょう。

確定給付から確定拠出という形で、企業はリスク切り離して個人が背負うようになったのですから、何より個人が自立することが求められています。

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