私の投資信託による運用の状況と、投資信託全般の話題についてのブログです。

2007-07-13

手数料下げなくても売れるからなのか?

今朝まで一晩かけて、主要なネット証券/銀行の投信販売手数料を調べてみました。
調べた金融機関は、
イー・トレード証券、イーバンク銀行、カブドットコム証券、ジョインベスト証券、ソニー銀行、投信スーパーセンター、マネックス証券、楽天証券の8社です。

確かにノーロードが増えているのですが、その一方で3%前後の手数料をとっているファンドもまた多い。

興味深い例が、HSBC投信が設定したファンドの各販売会社の手数料です。


(各販売会社の最大料率を表示しています。空白は、未取扱です。)
HSBCのファンドは、取り扱っているところが多いですよね。しかも、手数料が3.15%でほぼ横並びになっています。
単なる推測ですが、これらのファンドって人気のBRICSへ投資するものがほとんどで、販売手数料下げなくても、勝手に売れてしまうことが要因なのではないでしょうか。わざわざもらえる手数料を放棄するなんてばかばかしい、ってそういうこと?
それとも、各社がカルテルを結んで、「HSBCのやつは、売れちゃうから3.15%のままにしておこうぜ」なんて密約してたりして。
そんなことはないと思いますが、あらためて販売手数料ってなんだろうって考えてしまいます。
既存の金融機関に比べて、ネット証券の株取引の手数料が低かったり、ネット銀行の預金金利が高かったりするのは、人件費をかけないで顧客に還元するという大義名分があるはず。
じゃあ、投信の販売手数料は?
販売手数料は、各社が自由に決めるもので、まさに経営戦略だと思います。株や預金に比べまだまだ競争の余地があるってことでしょうか。
ちなみに販売手数料なんて全部ゼロにしてしまえ、なんてことは思ってません。適正な手数料を正々堂々と徴収すればいいと思います。
ただ、横並びが気になるだけです。

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