先日、大学時代の友人より、以下のような質問を受けました。
「○○証券で、ベトナムファンドを購入しました。また、マカオファンドに投資するともりです。これらは、投資信託のカテゴリーには入らないのでしょうか。」
これらのファンドは、よく広告等で見かけるわけですが、投資信託とは仕組みが少し違うのだろうなという印象を持っていましたが、詳しくは知りませんでした。○○証券のWEBサイトを覗いてみると、匿名組合というスキームを利用しているとのこと。この機会に、投資信託と匿名組合の違いを勉強してみることにしました。 (注:ここで言う投資信託とは、日本の形態で一般的な契約型の追加型株式投信のことです。)
項目 | 投資信託 | 匿名組合 |
根拠法令 | 投資信託及び投資法人に関する法律 | 商法535条 |
契約形態 | 委託会社と受益会社との信託契約に基づいて発生した受益権を、受益証券の形にして取得 | 投資家と営業者との相対契約 |
投資家 | 受益者 | 匿名組合員 |
運用者 | 投資信託委託業者 | 営業者 |
換金性 | 基準価額で解約もしくは買取請求 | 原則として、途中売却できない |
利益分配の課税 | 配当所得 | 雑所得(不動産所得や事業所得の場合も) |
主なリスク | 投資対象に関わるリスク(価格変動、金利変動、為替など) | 投資対象に関わるリスクに加え、営業者(発行者)破綻リスクも |
以上がざっと調べてみたところです。
匿名組合ファンドを持っていれば、もっと分かることがあると思うのですが。詳しい方や実際に持っていらっしゃる方は、教えてください。
投資の初心者の方々は、投資信託を選んだほうがいいのではないでしょうか。
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