私の投資信託による運用の状況と、投資信託全般の話題についてのブログです。

2007-03-14

確定拠出年金の毎月手数料にひっくり返る

現在、私は確定拠出年金の【個人型】に加入しています。
毎月5,000円ずつ(生活に余裕がないので)積み立てて、投資信託を買っています。
普段のチェックは、組入れている3本の投資信託がどうなっているかぐらいだったのですが、昨日はたまたま拠出明細というものを見ました。そこで、驚愕の事実が!

なんと、毎月5,000円の拠出に対して、手数料を541円も払っていたことに気づいたのです。年間541円ではなくて毎月です。私の掛け金に対する手数料率は10.82%。これで資産運用しろといっても無理だ!

手数料541円の内訳は、
国民年金基金連合会手数料 100円
運営管理機関手数料      378円
事務委託先金融機関手数料 63円
です。
上記金額は拠出金額に関わらず定額です。

「だったら毎月の拠出額を増やせばいいじゃん」ということになるのですが、
確定拠出年金【個人型】の拠出限度額について復習してみると、次の2通りになります。
①自営業者等の場合は、国民年金基金の掛金と合算で68,000円(月額)
②サラリーマン・OLの場合は、18,000円
私の場合は、②に該当するので、限度額は18,000円です。仮にその金額を拠出したとして、その手数料率は、
541円÷18,000円×100≒3%
最大限拠出して、やっと普通の投資信託並みになります。私は拠出のすべてを投資信託に充てているので、3%ならばほんの少しだけは納得できますが、例えば安全に預金のみで運用している人は、今の金利水準ではどう考ええても運用するだけ損じゃないの?という感じです。

手元にある確定拠出年金の資料に、「拠出時、運用時、給付時に税制面でのさまざまな優遇が受けられます。」と書いてありますが、毎月5,000円しか積み立てていない私には、そんなメリットは簡単に吹き飛んでしまうことになります。提供されている商品に毎年10%以上のリターンを期待できる商品なんてひとつも入ってません。

今回の出来事をまとめると、
①無知な私が一番いけなかった
②5,000円なら積み立てるなと言われているかのようで、確定拠出年金は、誰のためにあるのかと疑問になった
③一律の定額制の手数料には、弊害もある
ということになります。
私が現時点でするべき対策は、拠出金を18,000円まで引き上げることなのですが、繰り返し申しますと、そんな余裕はありません。(*_*)

確定拠出年金で【企業型】に入られている人または私と同じ【個人型】の人で、「私のコースの手数料はもっと安いよ」などの情報がある方は教えてください。

確定拠出年金は、制度としては素晴らしいことは認めます。しかし、この制度の中にたくさんの機関が関わっているので、分かりにくいですね。

国民年金基金連合会の方々、ひとつよろしくお願いします。



0 件のコメント: