投資信託全体を眺めると、残高は過去最高を更新し続けているわけですが、その中で日本株を投資対象とするものは不人気です。
投資信託協会のデータによりますと、3月末時点で追加型株式投信の残高は、57兆5933億円ですが、そのうち、国内株式型は、7兆8561億円で13.6%程度です。ちなみに、外債が主要対象の毎月決算型は17兆803億円で約30%で、ファンド・オブ・ファンズは15兆9535億円で約28%を占めております。
日本株投信を売却して、新興国投信等に乗り換えたりする動きがあることも確かですが、そもそも日本株投信は魅力がないと思われていることが根底にあるように感じます。
日本はこれから人口が減って成長しにくくなるし、その一方で新興国は毎年二ケタ成長してると伝えられると、確かに海外に目が向いてしまいがちになります。
でも、日本に生まれて日本に住んでいる限りは、大半の人が日本の会社に勤めてお給料をもらっているのに、日本は駄目だなんてなんだか悲しいような気が。
そもそも海外に投資する余裕ができるのも、日本が豊かな国であり、1人1人もそこそこ豊かであるからだと思います。
そんなことを考えつつ、もう少し日本株投信のシェアが高くてもいいように考えているわけです。
ただし、売る側の金融機関がこの動きを無理やり作ろうとすると、ブームだけしか作り出さないので、あくまでも「自然」に増えていくのが望ましいですね。「自然に」とは、日本自体が魅力的なマーケットとなるために、企業が努力すること、投資家が知識を身につけることぐらいしかないのですが。
新興国の成長で蓄積された富が日本に流入するくらいの魅力的なマーケットになることを願うばかりです。
現在資金的に制限のある私が、日本株投信を選んだのは上記のような理由からでもあるわけです。もちろん、何に投資するかは自由で、私も余裕が出てくれば、いろんなものに投資したいとは思っています。
私の投資信託による運用の状況と、投資信託全般の話題についてのブログです。
2007-05-14
マザーマーケットなのに不人気
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