時事通信によると、
福岡銀行の行員が、投資信託の一任勘定取引を行ったとのことです。
この記事を見たときには、「やっぱりそうなっちゃうよねー」と感じました。
都市銀行や地方銀行が新たな収益の柱として投資信託に注力すれば、当然行員には過大なノルマが課せられ、顧客に十分な説明がなされなかったり、今回のように一任勘定取引が行われたりするのは当然考えられることです。一任勘定取引が銀行で発覚したのは異例らしいのですが、氷山の一角に間違いないでしょう。
顧客にとって不幸であるもちろん、その行員にとっても不幸なことです。そして、誰に一番責任があるかと言えば、経営側です。
きっと行員だけが責任を取らされて、銀行側は、
「法令順守を徹底する」
なんて言葉で、責任を果たしたつもりになるんでしょうね。
大きなプレッシャーを背負った行員が、顧客に資産運用のアドバイスなんてできるわけないですよね。
今回の記事は怒るというよりも悲しいできごとでした。
私の投資信託による運用の状況と、投資信託全般の話題についてのブログです。
2007-05-11
起こるべくして起こった 投信の一任勘定取引
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