私の投資信託による運用の状況と、投資信託全般の話題についてのブログです。

2007-08-29

ここ2ヵ月の金ETF騒動

東証が来春にも現物の金と交換可能な金価格連動ETFを導入するというニュースはすでにご存知かと思いますが、これを聞いて、「あれ?」って思った人いませんか?

なぜ「あれ?」って思ったのかを、ニュース記事を並べて説明します。
(フジサンケイビジネスアイより)

2007/07/02 金連動型ETF見送り 東証

2007/07/18  大証が国内初 来月、金連動投信を上場

2007/08/28 東証ETF上場計画…来春にも初の金投信、現物交換も


7月2日の記事では、今秋施行の金融商品取引法(金商法)では、現物の金と連動する商品を対象外となることにより、東証は金ETFを見送ったという経緯が書いてあります。
7月18日の記事では、大証は、その問題を金価格に連動する債券を組み込むことで上場を可能にしたというものです。
そして、8月28日の記事では、9月末の金商品法が施行されるのを機に、金など現物商品で運用する投信が解禁されると説明されています。

つい先月まで駄目だったものが、今月になって方針転換されるなんて不思議なものですね。この2ヵ月でどんな変化があったのでしょうか。

ちょうど、本日の日経新聞の近畿経済面に、それを説明してくれる一文を見つけました。
<引用>大証の動きは証券と商品を融合する「総合取引所」構想を模索する政府を刺激。これまでかたくなに拒んできた現物の金と交換できる投信を容認、来春には東証も金ETFを上場する見通しになった。</引用>

大証が既存の規制にとらわれない取り組みをしたことで、規制をなくしたのですね。さすが大証。これからもデリバティブの大証として東証ではなく世界を相手にがんばってほしいところです。


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