投資信託運用会社は、受益者の利益を図るために、株主総会の議決権の指図行使を行っています。議決権行使の基本方針は運用会社のWEBサイト上で公開されています。
社団法人投資信託協会のWEBサイトに、運用会社に対する、2006年5月・6月に開催された株主総会における国内株式の議決権行使状況についてアンケート調査が掲載されています。
議案(株主提案以外)に対する行使状況 について、
議案数合計に対する反対等(棄権を含む)行使比率ベスト3は、
退職慰労金支給・・・・・・23%
定款一部変更・・・・・・・・19%
新株予約権発行・・・・・・14%
社団法人投資信託協会『議決権行使状況アンケート調査結果』より抜粋
となっております。
この数字だけみても妥当なのかどうかは分かりませんが、運用会社それぞれが議決権行使の詳細(その議案になぜ賛成or反対なのか等)を公表するのもおもしろいかもしれません。自分の持つファンドの運用会社がどれだけ努力してくれているかを確認する手段になると思います。
運用会社は膨大な数の議案に目を通す必要があるので、大変でしょうね。
運用というと、「売った・買った」の話になりがちですが、投資家への情報提供だったり、議決権行使といったものも含めて運用なんだなと感じました。
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