DIAMOND online>マネー・金融>山崎元のマネー経済の歩き方
に「投資信託手数料 価格破壊の現状」がupされていました。
ネット証券としては、特に投資に不慣れでセールスマンの言葉を頼って購入しがちな銀行の投信購入客に手数料割引の存在を早く知らせたい。この点に関しては、広報戦略の巧拙が問われることになるが、顧客側のメリットがハッキリしているので、テレビなど注目度の高い媒体を使って集中的に訴えてもいいのではないか。
まったくその通りで、ネット証券やネット銀行は、投資家が自立するうえでのインフラとなる可能性が高いと思っています。 その割には、動きが鈍い気もしてます。
投資家サイドでは、信託報酬の価格破壊も期待したいところだ。こちらのほうは一部に信託報酬の2割程度の割引(キャッシュバック)をしようとする会社があるようだが、競争がまだ進んでいない。
SBIファンドバンクのことでしょうね。信託報酬は、多数の販売会社で売られているようなファンドに関しては、一販売会社の都合で安くすることが出来ないため、ファンドバンクのように「還元」するという手段をとるしかないのが実情です。
より直接的に信託報酬を安くするには、販売会社専用ファンドを運用会社に掛け合って設定するしかないです。SBI資産設計オープンやSTAMシリーズがそれにあたると思います。
運用会社が、絶大な販売力を持つ既存の証券や銀行に頼りがちになるのは当然といえば当然ですが、信託報酬を今後全体的に下げていくためには、ネット証券・銀行がもっと販売力をつけることだと思います。
①山崎氏の指摘のように、ネットで買うと販売手数料が安くなることを伝える。まだまだ知られていない。
②ネット証券同士の販売手数料競争が活発になる。
③ネットで買うことが当たり前になる。ネット証券・銀行の販売力が無視できなくなる。従来の販売網に匹敵するくらいの力を付ける。
④販売力をもったネット証券・銀行は、運用会社に低信託報酬のファンドを設定させることが可能になる。
というのが理想です。
商売であるかぎり、いろいろなしがらみは当然あるので、そこをどう乗り切るのか、ネット陣営の今後の動きが見ものです。
私の投資信託による運用の状況と、投資信託全般の話題についてのブログです。
2007-12-26
ネット証券が先導役
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