昨日は「証券分析理論の勉強会」7回目。
テーマは、
「競争市場における設備投資問題―ゲーム理論とリアルオプションの融合」
でした。
「リアルオプション」は全く知らない分野だったので、すこしビビリながら授業開始。
リアルオプションという最近のファイナンス理論が出て来た背景には、今や主流となっているDCF法ではカバーしきれない部分があるからだそうです。
企業が何らかの投資を行う際に、DCF法ではその投資で得られるキャッシュフローを現在価値に直して、投資額を差し引いた正味現在価値(NPV)がプラスならば投資を実行、マイナスならば中止という風に利用されます。つまり、「現時点」で投資するかしないかを決めるためのものです。
しかし現実の経営戦略としては、投資の実行・見送り以外にも、投資判断の先送りというものがあります。例えばもう1年待ってみて、改めて投資判断を下すといったようなことです。
そこで出てくるのが、リアルオプション。
投資の実行・中止に加え、留保の観点を加味して現在価値をはじき出そうという理論です。
ただ、リアルオプションだけではまだ現実をカバーしきれないことがあります。それは競合他社の動向です。ライバル会社が存在する場合には、当然自社の意思決定に影響を与えるので、ゲーム理論を加えましょうということです。
講義の流れは以上のような感じでした。詳しい内容は、説明できるほどは理解しておりません。
私の投資信託による運用の状況と、投資信託全般の話題についてのブログです。
2007-12-07
勉強会7
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