rennyさんのエントリー「半年以上が過ぎにけり」とそれに対する道産子さんのコメントより、SBIファンドバンクの概要が少しわかりましたね。
ファンドバンクの概要
手数料革命を起こすこと最大の目的にしているわけですから、このスキームの肝はポイント還元ではなくて、低コストで魅力あるファンドの提案・販売することだと思います。期待するとすればその部分です。SBIファンドバンクは、SBIイー・トレード証券を所属証券会社とする金融商品仲介業者であるのですが、資料によると、イー・トレードに対し低コストで魅力あるファンドを提案するのだそうです。
その他、投資信託のコスト比較をするための新指標として、「ゼロリターン元本」というものを提唱しています。リターンを考慮せずに、コスト(販売手数料・信託報酬・信託財産留保金)だけでどれだけ元本が(例えば5年で)減少するかどうかを表すものだそうです。販売手数料は販社により異なるので、どのように計算されているかは不明ですが。ちなみに私の持つハイブリッド・セレクションは、国内株式アクティブ投信の中では低コストのファンドだと例示されてました。(少しうれし)
ところで、中間決算合同説明会において、北尾代表取締役CEOは、次のように発言されていました。
「貯蓄から投資へということを唱えながら、片方でこんなに手数料を取ってたら駄目なんです。これを吐き出ささないと、証券会社から。証券会社は取り過ぎなんです。」
なんとも力強い発言。それがSBIファンドバンクを設立する所以なのでしょう。
が、よくよく考えてみると、SBIホールディングスには、投資信託を設定・運用するSBIアセットマネジメントと販売するSBIイー・トレード証券があるので、もっとシンプルに手数料革命が起こせると思いませんか?
信託報酬は、運用会社と販売会社が協議して決めるわけですが、多数の販売会社に既に供給されている投信は、おそらく信託報酬を下げにくい。グループに運用会社と販売会社があれば、信託報酬を抑えた商品を設定できるではありませんか。
こういうスキームが一番シンプルで分かりやすいと思うわけですが、ファンドバンクはSBIホールディングスがビジネスとして考えた結果だと思いますので、余計なお世話かもしれません。
形はどうあれ、結果として手数料革命が起こることになれば、投資家にとっては喜ばしいことであるに違いないので、今後も彼らの同行を見守っていきたいと思います。
私の投資信託による運用の状況と、投資信託全般の話題についてのブログです。
2007-11-06
せっかくネット証券と運用会社があるんだし
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