昨晩のワールドビジネスサテライトでは、
「活況!商品リサイクル-大量生産大量廃棄という今のモノ作りは変わるのか討論する。-」
という特集をやってました。
これを見ていて、投資信託に関してもリサイクルの考えが当てはまるかも、とふと思いました。
「不活況!投信リサイクル-大量設定大量償還という今の投資信託は変わるのか討論する。-」みたいな感じです。
9月4日の日経新聞でも「株式投信、本数が急増・8月末2442本、東証上場企業数上回る」という記事にあったように、爆発的に増えてます。比較的新しいものに人気が集まり(販売に力を入れているという表現が正しいかも)、古いものは蚊帳の外という状態です。
次から次へと新しいものが出てくると、自立した投資家でない限り、じっくりと腰をすえて運用することなんか出来ないんじゃないかと思ってます。次々とセールスされちゃいますから。
そこで、投信リサイクル。つまりは、何年もしくは何十年も前に設定された投資信託をどうするかってことにつながってくるわけです。
古い投資信託を再利用して、長期運用に適したものに再生させなければなりません。そのための方法としては、まず考えられるのは、ファンドの統合です。これは、信託法の改正で制度上可能になったようなのですが、まだ一つも実現されていないようです。大手の投信会社は2、300本の商品を抱えていますから、似通った方針のものを統合してしまうというのが想定されることでしょうか。
次に、私が勝手に妄想したことですが、やる気のある新規参入会社に管理・運用する権利を譲渡する、つまりはファンドの譲渡です。何百本あるうちの一つとして運用されるよりも、新しい投信会社に全力を注いで運用してもらった方がいいんじゃないの?という提案です。新規参入したい側が、各運用会社の商品の中から、自分たちの目指す方針と近いものを譲り受けて運用するといった形での参入です。すでにあるものをリサイクルするので、ある程度の資産を引き継いだ状態(受益者の同意が前提ですが)で、運用スタートできます。ゼロから資金を集めるよりも経営に優しいですし。
以上のようなことで、投資信託市場にリサイクルの概念を持ち込めば、投資家にとってより良い環境になるのではないでしょうか。ここ数ヶ月は環境関連ファンドの設定が相次いでいますが、ぜひこっちの環境も大切に。
償還すべきファンドがあることも事実ですが。
いいアイデアをお持ちの方は教えてください。
私の投資信託による運用の状況と、投資信託全般の話題についてのブログです。
2007-09-07
投資信託リサイクル
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