昨日の報道ステーションのトップニュースは株の話題でした。
大きく「株」と書かれたセットがキャスター陣の後に吊り下げられていました。いつも思うのですが、報道ステーションは「そんなセット必要なの?」という時がよく見受けられます。
例えば、東京で自動改札機が広範囲にわたってトラブルしたときも、わざわざ改札のセットを用意した演出をしてました。
ああいうのを見るたびに、「そんなのいらねーだろ」と画面に突っ込みを入れているわけです。それでも、報ステはよく観てますが。
セットのことはどうでもいいとして、株安のニュースで、
公的年金も国内外の株で運用しているので、私たちの将来の年金が減る恐れがあるというニュアンスのニュースでした。
GPIFの市場運用資産の構成割合を示したり、「○○兆円損した可能性がある」なんて評論家のコメントなんかもありましたが、なんだか違和感をおぼえた方はいませんでしたか?
市場で運用する以上、下落局面にも100%遭遇するわけで、下落局面だけを捉えて公的年金が怖いなんてどうして言えるのでしょうか?
しかも、株の割合もそんなに大きくなく、7割近くが国内債券で。どちらかというと、影響を抑えるような資産構成になっているのに。
別にGPIFを擁護する気はありませんが、運用すること自体が否定されたことになんだか腹がたったわけです。
「じゃあ何で運用するの?それとも、もう運用しないの?」と再び突っ込みを入れて、「バリバリバリュー」にチャンネルをかえたのでした。
私の投資信託による運用の状況と、投資信託全般の話題についてのブログです。
2008-01-24
株安-報道ステーション
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2 件のコメント:
同じくマスコミの報道姿勢に疑問を持っています。
株価が上がっている時に「私たちの将来の年金が増える希望がある」
なんて彼らは言わないのですがね。竹中氏が大臣の時に、日本株を
推奨していましたが、あの日経平均7000-8000位の時から見れば今の
水準でも1.6倍くらいになっているのに・・・世界の株も全体的には
上がっていると言うのに…
年金や政府を叩いて、自分達が社会正義気取りしたいだけに見えます。
これで保守的な運用になったら株高になった時に「株で増やしている
ノルウェーを見習え」なんて言いかねませんね。
吊られた男さん、こんにちは。
おっしゃる通りです。
長期運用においては、上昇局面にも下降局面にも必ず遭遇するという当たり前のことがまだまだ理解されていないようです。
報道が、年金記録問題と年金運用という別次元の話題を、合わせ技で1本を取ろうとしているのはちょっとおかしいですね。
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