私の投資信託による運用の状況と、投資信託全般の話題についてのブログです。

2007-07-31

買う側も売る側もほっとするかも

夜間・早朝など電話勧誘禁止・金融庁方針 (NIKKEI NET)

顧客にとって歓迎すべきことはもちろんですが、最前線の営業マンも実はこの規制にほっとしているような気がします。営業マンだって本当はそんな迷惑な時間帯に営業はしたくないと思っているでしょうから。「電話かけろ」とか「契約とれるまで帰ってくるな」とか言われないで済みそうですし。

一番困っているのは、会社側でしょうね。

2007-07-27

タイムラグ

本日の日経平均は、400円を超える下落をしているようですが、米株式市場のサブプライムローン問題が警戒されているとのこと。

サブプライムローン問題に対する懸念が強くなったのは、確か2月末の世界同時株安前のグリーンスパン氏の講演だったと思うのですが、それから約5ヵ月経過したわけです。

その間に、じわじわと問題が表面化して現在に至っています。

当初は、大した影響はないという声も多かったように記憶してますが、それでも現在においては株安の主因になっています。

将来のことを予測するのは、専門家であってもほんとに難しいことであると実感しました。

2007-07-26

「危ない郵政公社の投資信託」だそうです。

24日発売の週間朝日に、
ずさん 違法行為、重大ミスが続出 危ない郵政公社の投資信託
という記事が載っているそうです。

この記事を読んでいないため、わからないですが、だいたい想像つきます。
きっと郵政公社に限ったことではない違法行為だと思います。

昨日は、西川体制「誰も発言しない」、郵政公社の社外理事が苦言
という記事が日経に載っていましたが、西川体制ではガンガン攻めの経営をしていくのでしょうから、現場の局員の人達には相当のプレッシャーが圧し掛かっていることでしょう。

2007-07-25

ジョン・C・ボーグルの新著

『インデックス・ファンドの時代』の著者でバンガードの創設者でもあるジョン・C・ボーグルの最新著作が8月13日に日経BP社より発売されるそうです。

日本語訳のタイトルは、『マネーと常識』でサブタイトルは『投資信託で勝ち残る道』だそうです。

ちなみに、原文のタイトルは、『The Little Book of Common Sense Investing』で、
サブタイトルは、『The Only Way to Guarantee Your Fair Share of Stock Market Returns』。

まだアマゾンでは予約できないようですが。

バフェット氏推薦らしいです。

2007-07-24

モーニングスター ウイルス

Mc.Nさんのブログで知ったモーニングスターのWEBサイトのウイルス感染問題。

モーニングスターのどこを見ても、そのような告知がされていなかったのでおかしいなと思っていたのですが、Mc.Nさんのブログで理由がわかりました。

http://www.morningstar.co.jp/ にアクセスした時だけ今回の件が表示され、お気に入りに入れていたURLの http://www.morningstar.co.jp/index.asp にアクセスするとその存在に気づくことが出来ないことになります。

モーニングスターはお気に入りに入れている人も多いはずなのに、もっと目立つように表記していないのは確かに疑問が残りますね。必ずグーグル経由でサイトを訪れるとは限りませんから。

2007-07-23

近所のジャスコはJ-REITが保有してた

J-REITの一つである日本リテールファンド投資法人のWEBサイトを何気なく見ていたところ、週末に時々買い物へ行くジャスコシティ高槻が組入れられていることに気づきました。

個別J-REITを詳しく調べたことはないわけですが、近所の商業施設にまでJ-REITにまで資金が入っていたことにすこし新鮮な感じがしました。

ところで、J-REITへの投資アドバイスに「実際に物件を見て判断しなさい」的なことが時々見受けられますが、それってなかなか難しいと思いました。

ジャスコシティ高槻の場合、特別にお客さんで溢れているとは思いませんでしたが、逆に少ないのかどうかもわからないですし、しかもそれ以外の組入れ物件なんてたくさんあります。

オフィスビルに関しても、足を運んでそこに入居している企業をみても、いい悪いの判断は難しいと思います。入居企業がテナント料をちゃんと払っているかどうかというと、もちろん払っているんでしょうし、将来の稼働率に関しても予測できないですから。

そう考えると、各投資法人のWEBサイトで現状チェックが一番現実的なんでしょうね。ただ、私の場合は、買い物へ行くときに、「ここもJ-REITが買ったんだ」となんとなく愛着がわく、というのはあります。
ちなみにJ-REITは持ってませんが。

2007-07-20

ハイブリッド・セレクション月次レポート(7月)

保有するハイブリッド・セレクションの月次運用レポート(7月)をチェック。

リターン(6月末時点)は、
1ヵ月 3.40%(TOPIX 1.09%)
3ヵ月 7.62%(3.58%)
6ヵ月 8.58%(5.58%)
1年  14.47%(11.84%)
3年  80.19%(49.20%)
5年  189.53%(73.18%)
となっておりまずまずの成果。

資産配分比率は、グロース系58%でバリュー系42%。

今後の方針は、引き続きグロース系を引き上げるらしいです。その一方で、為替の反転リスクや内需の好調さを考慮し、小売業をオーバーウェイトしたとのこと。4月から、環境関連株に対する投資を行っていることが意外だなという感想を持ちました。

2007-07-19

やっと合格(時間とカネかけ過ぎ)

昨日は、CFP試験の合格発表日でした。
受験したのは、タックスプランニング。
この科目はもう数年不合格が続いていたのですが、他の5科目が合格していたので、あきらめきれずにチャレンジし続けました。

その結果、今回やっと合格。ほっとしました。

以下は私の受験履歴です。

金融相続ライフリスク不動産タックス
2001年2回合格合格----
2002年1回合格合格--
2002年2回不合格不合格
2003年1回不合格不合格
2003年2回不合格不合格
2004年1回合格不合格
2004年2回不合格
2005年1回不合格
2005年2回不合格
2006年1回不合格
2006年2回不合格
2007年1回合格


4科目は順調に合格して、調子に乗っていたのですが、それ以降は悲惨な結果でした。
あらためて振り返ると、自分の頭の悪さに逆に悲しくなりますが、それでも意地になってやり続けることが出来たのが唯一の収穫だと思います。

CFPに合格したからといって、何が変わるわけでもないですが、自己満足で十分です。

ちなみに、過去に支払った受験料総額は、1科目5,250円×18回=94,500円です。全部ストレートに合格した人の、3倍支払ったことになります。その他、テキスト類のことを考えると、きっと15万くらいになっているのだろうと思います。

意地と自己満足のための出費としては、払いすぎかも。

前の会社を辞める前に合格していれば、20万円もらえたはずだったのですが・・・。

2007-07-18

大証 金ETF上場

先日、東証が金ETFを見送ったばかりですが、大証が上場させることを決定したみたいですね。対照的なニュースでおもしろいですね。

金連動型ETF見送り 東証 2007/07/02 フジサンケイビジネスアイ

大証が国内初 来月、金連動投信を上場 2007/07/18 フジサンケイビジネスアイ

東証が見送った理由が、金融商品取引法では金現物と連動するETFを対象外としていることだったわけですが、大証は金価格に連動する債券の価格と連動するETFを上場させるとのこと。

今回の件は、大証の存在感を示したような出来事だと思います。

ところで、リンク債連動のETFが上場できるということは、コモディティ系のETFも上場できるということでしょうか。既存のコモディティ関係のオープン投信は、確かリンク債へ投資するものがほとんどですから。

大証にもがんばってほしいです。

2007-07-17

確定拠出年金、「運用放棄」7割増

昨日の日経新聞に、確定拠出年金、「運用放棄」7割増」という記事が載っていました。

今年3月にも、同じく日経新聞の確定拠出年金、転職者の6割が放棄という記事を元に、エントリーを書いたことを思い出しました。

記事によると、運用放棄とみなされている人が2006年度は前年度より7割増えたとのこと。転職者の6割が放棄し続ければ、運用放棄が7割も増えるのも当然ですね。

公的年金は、国が責任をもって対処してくれるはずですが、確定拠出年金はまさに自己責任(管理面・運用面も)が問われているので、企業の転職者や退職者が早く気づくといいのですが。

おそらくこの運用放棄(というか手続きの失念)は、企業型の確定拠出年金を中心に起こっているのだと思います。個人型に加入しているひとは、自分で手続きとらないと加入できませんから。

そういう意味では、企業の人事部が退職者や転職者にしっかりと説明しているのかが疑問ですし、個人の側も企業に頼りっぱなしでは駄目だということでしょう。

確定給付から確定拠出という形で、企業はリスク切り離して個人が背負うようになったのですから、何より個人が自立することが求められています。

2007-07-13

手数料下げなくても売れるからなのか?

今朝まで一晩かけて、主要なネット証券/銀行の投信販売手数料を調べてみました。
調べた金融機関は、
イー・トレード証券、イーバンク銀行、カブドットコム証券、ジョインベスト証券、ソニー銀行、投信スーパーセンター、マネックス証券、楽天証券の8社です。

確かにノーロードが増えているのですが、その一方で3%前後の手数料をとっているファンドもまた多い。

興味深い例が、HSBC投信が設定したファンドの各販売会社の手数料です。


(各販売会社の最大料率を表示しています。空白は、未取扱です。)
HSBCのファンドは、取り扱っているところが多いですよね。しかも、手数料が3.15%でほぼ横並びになっています。
単なる推測ですが、これらのファンドって人気のBRICSへ投資するものがほとんどで、販売手数料下げなくても、勝手に売れてしまうことが要因なのではないでしょうか。わざわざもらえる手数料を放棄するなんてばかばかしい、ってそういうこと?
それとも、各社がカルテルを結んで、「HSBCのやつは、売れちゃうから3.15%のままにしておこうぜ」なんて密約してたりして。
そんなことはないと思いますが、あらためて販売手数料ってなんだろうって考えてしまいます。
既存の金融機関に比べて、ネット証券の株取引の手数料が低かったり、ネット銀行の預金金利が高かったりするのは、人件費をかけないで顧客に還元するという大義名分があるはず。
じゃあ、投信の販売手数料は?
販売手数料は、各社が自由に決めるもので、まさに経営戦略だと思います。株や預金に比べまだまだ競争の余地があるってことでしょうか。
ちなみに販売手数料なんて全部ゼロにしてしまえ、なんてことは思ってません。適正な手数料を正々堂々と徴収すればいいと思います。
ただ、横並びが気になるだけです。

2007-07-12

J-REITとREITファンド

今年度中に、J-REITに海外不動産の組入れが解禁されるらしいです。

今までは、資産に海外不動産を組入れようとする場合は、海外のREITに投資する投資信託を通じて行うことが一般的だったわけですが、解禁後は、日本の取引所に上場するJ-REITを通じて、海外の不動産に投資できることになるため、選択の幅が広がりますね。(100%海外資産のJ-REITが可能かどうかは知りません。)コスト面でも優位になります。

とは言えども、少額で買えることや分散投資できることなどの投資信託のメリットが消滅するわけではなく、積み立てをやっていくには投信が適していると思います。

コスト面優位だからといって、積み立てた分を個別REITへとリレーしても成功するとは限らないですし。

2007-07-11

環境とか食糧とか資源とか

最近の新規設定で増えつつあるのが、環境・食糧・資源というテーマのファンド。
6月から7月にかけて新規設定されているものを挙げてみると、

06/15 グローバル ウォーター ファンド (日興)
06/18 DWS・グローバル・アグリビジネス株式ファンド (ドイチェ)
06/29 ニュージェネレーション世界環境ファンド (ユナイテッド)
07/25 地球温暖化防止関連株ファンド(3ヵ月決算型) (新光)
07/27 三菱UFJ投信 三菱UFJ グローバル・エコ・ウォーター・ファンド (三菱UFJ)

また、単位型では、
7/26 DWS 地球温暖化対策関連株投信 (ドイチェ)

となります。

テレビ・新聞等で、CO2排出量削減問題や大豆やとうもろこしや原油の高騰などの話題を見ない日はないくらいですから、売る側としてはセールスしやすいのかもしれません。買う側も、そういった話題に頻繁に接しているため、多少の危機感を持っているでしょうから、買おうかなという気にさせられそうですね。

ITの次は環境だ、なんて言われてますから、興味がないわけではないですが、資産運用における主食にはならないと思いますので、余裕がある人はどうぞ。

2007-07-10

中国株のおかげで増配!?

日経新聞(2007/07/10 朝刊)の、

ダイドー純利益13%増 今期10円増配 投資事業が好調

という記事の中に、



余剰資金をもとに始めた投資事業が好調で、中国株投資信託など投資有価証券の一部を売却して30億円を特別利益に計上する。年間配当も10円増の55円とする。



とありました。

本業は好調とは言えない中で、中国株でカバーできたんですね。うらやましい。



なお、会社側によると、7月中に売却するそうです。

2007-07-09

2007/07/09の繰上償還ファンド

三菱UFJ バランスファンド-01
三菱UFJ バランスファンド-02
三菱UFJ バランスファンド-03
三菱UFJ バランスファンド-04
三菱UFJ バランスファンド-05
三菱UFJ バランスファンド-06
三菱UFJ バランスファンド-08
三菱UFJ バランスファンド-09
三菱UFJ バランスファンド-10
三菱UFJ バランスファンド-11
三菱UFJ バランスファンド-12

上のファンドに07が含まれていないのは、先日07は満期償還をしたからです。ちなみに、上記ファンドは来年それぞれの月に満期を迎える予定でしたが、最初に07が満期を迎えたタイミングで、全て償還しちゃえってなったのでしょうか。

基本的には、繰上償還ファンドはけしからんというスタンスなのですが、銀行が不良債権を処理させられたように、その時代の流行で設定してしまったファンドの繰上償還やキャラがかぶるファンドの合併を一気にしてしまえばいいのに、と思うことがあります。

そうなれば、選ぶ立場の人は、すっきりして分かりやすくなると思います。そして、その後新規設定する場合には、粗製乱造させないような仕組みが必要になりますが。

変なファンドは買わなければいいだけの話なんですが、「売れてしまう、買わされてしまう」現状ですから。

2007-07-05

そもそもリスクをとりたくないのか

金融審議会
第12回 我が国金融・資本市場の国際化に関するスタディグループ 資料1より

ファンド全体の運用成績は資産配分方針次第
􀁠理論的には、リスクを高めるほど長期的には高いリターン
􀁠企業年金は企業会計上、公的年金は制度上、リスクテイクに強い制約
􀁠→理事会等がローリスク・ローリターンの資産配分、投資方針策定
􀁠→低利回りは必然的結果 運用技術・対象の問題は二の次

つまりは、運用が上手い下手を議論する前に、そもそもリスクをとること自体に消極的なので成果が出るはずないということですね。だから資産配分方針次第ということになるのでしょう。

これを個人レベルで考えると、
日本人は、性格上、リスクテイクに強い抵抗感
家計がローリスク・ローリターンの預貯金・保険への資産配分
低利回りでも受け入れる 貯蓄から投資へを掲げる前に教育を

といった感じでしょうか。

教育もままならないまま、確定拠出年金などで自分で運用しなさいと放り出されてしまった人が心配です。

2007-07-04

そんなの関係ねぇ

日経プレスリリースに、

シティバンク、新投資信託商品「プロフェッショナル・ステージ」の募集を開始

とリリースされていたのですが、気になる箇所が。

シティバンク銀行株式会社、個人金融部門(以下、「シティバンク」)は2007年7月2日より、現地法人銀行の業務開始を記念し、新投資信託商品「プロフェッショナル・ステージ」の募集を開始いたします。

は?業務開始を記念し?

業務開始を記念することは結構ですが、なんでそれが新商品の設定につながるのだろう。記念だから投信を買ってもらうなんてそんな都合のいいことを、プレスリリースで堂々と言えたもんだと逆に感心しました。

顧客は資産を増やしたいと思って商品を買うわけですから、記念品として買うわけではありません。

日本で法人化したことで、会社としていいスタートをきりたいという気持ちはわかりますが、堂々と宣言することに社内に異論はでなかったのでしょうか?ある意味本音を語ったことにはなるわけですが。

私が深く考え過ぎなだけだろうか。

2007-07-03

8回目の買付 ハイブS

昨日は、ハイブリッド・セレクションの8回目の買付日でした。



買付単価:19,007円



買付数量:5,154口



となり、合計口数は、44,351口になりました。

最近は評価益の状態が続いていますが、そのうちマイナスとなる局面が出てくることでしょう。

2007-07-02

現在行っていないし、今後とも行う予定はない

数日前ですが、
貯蓄から投資、道半ば 「株買わない」74%に上昇 内閣府調査
という記事がありました。

その中に、
投資信託については、「現在行っていて継続したい」と、「今後行いたい」と関心を持つ層が合わせて14・9%。これに対し、「現在行っていないし、今後とも行う予定はない」との回答が76・9%と4分の3以上を占めた。
という箇所が。

なかなか保守的ですね。先日の「国民性」で紹介したように、世界最低水準の低金利だろうが預貯金に預けておくのが日本人ですから、そう簡単にはいかないでしょう。

リスクをとるかとらないかは個人の自由ですが、運用を自分でやってみることは人生にとってもプラスになると思います。

「貯蓄から投資へ」は、日本人の極端なリスク回避志向を変えるということですから、そう容易いことではないのでしょうね。