私の投資信託による運用の状況と、投資信託全般の話題についてのブログです。

2007-06-29

2007/06/28の繰上償還ファンド

ファンド名:ガートモア・日本株T&C・オープン
運用会社名:ガートモア証券投資顧問
設定日:1998年3月11日

これでこの会社の公募投信はゼロになったわけです。もっとも、2001年12月段階で公募投信の募集を停止していることから、今後は公募の分野に入ってくることはないのでしょう。

2007-06-28

国民性

日本人はリスクをとることに消極的であることは周知の事実ですが、大前研一氏が、

日本人の資産管理、大研究 (2)~論理破綻している日本人の資産感覚~

というコラムで、その国民性について述べています。

それによると、

世界最低レベルの預金金利にも係らず、預金現金の比率が一番高い。そして、銀行や郵貯はそれで躊躇なく国債を買っている。
→お金が国内にじっとしているのは日本だけ

家計金融資産の伸びが欧米先進国に比べ非常に低い。
→資産を増やす努力に欠ける、リスク・リターンのバランスが悪い

日本だけが死ぬときに一番資産リッチになっている。
→ライフプランの欠如

老後の資産は不十分だと思っている人が大多数なのに、日々の暮らしは困っていないと思っている人が大多数。
→若いころからのライフプラン・マネープランの教育が必要

といったことが、具体的に示されています。

日本の金融機関は、そういった国民性を上手に利用して儲けてきたのでしょう。そして最近は、国民が無知のまま、貯蓄から投資へという言葉を利用して儲けようとしているようです。

自分自身が儲かるように、教育と勉強は大事ですね。

2007-06-27

気になる本

アマゾンで「投資」で検索したところ、売れている順番は以下の通りでした。


1位 内藤忍の資産設計塾 外貨投資編―投資フロンティアを広げる外貨攻略法 内藤 忍

2位 知識ゼロからの外貨投資入門 Kazu

3位 ドバイ株投資完全マニュアル 石田和靖

4位 投資信託にだまされるな!本当に正しい投信の使い方 竹川 美奈子

5位 貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵 北村 慶

6位 人生と投資で成功するために 娘に贈る12の言葉 ジム ロジャーズ 林 康史

7位 レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術 本田 直之

8位 FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか? 利回り100%の外貨投資戦略 松田 哲

9位 投資信託選びでいちばん知りたいこと 朝倉 智也

10位 世界バブル経済終わりの始まり──実践・臆病者のための黄金の投資学 松藤 民輔


興味があるのは、6位のジム・ロジャースの本でしょうか。多くの方が勧める5位の本は、そのうち買うつもりです。
残念ながら、ドバイ株までは手が回りません。

2007-06-26

NBonline ブームの波に乗る前に

日経ビジネスオンラインに、「投資信託、本当に儲かっていますか?ブームの波に乗る前に手数料について考えよう」というコラムが載っていました。

内容は、高い手数料を払っても高いリターンを得られるわけではないので、インデックスファンドやETFを使いましょうということでした。

文中には、インデックス投資家にはもう厭きるほど聞きなれたであろう分析がされていました。

コラムの著者、竹中正治氏がコラムの最後に「賢明な投資のための指針4箇条」なるものを示しています。

(1) 投資・金融商品を含むあらゆるセールスマンは投資家(ユーザー)の利益のためではなく、自身の販売利益のために働いていると肝に銘じよ
(2) 年率1~2%程度のコスト格差でも長期では大きな相違になると認識せよ
(3) 株投資はTOPIX(米国ならS&P500など)のETF、もしくは手数料の安いインデックス投資信託を主体に据える
(4) 市場平均リターンを超えることを狙いたいという欲望があるならば、手数料の安いインターネット証券トレーディングで、自分で選んだ個別株式銘柄に投資することを(3)に加えることで充足する(成功しない場合もあるが、少なくとも余計な手数料は最小限にできる)


とのことです。
(4)の少なくとも余計な手数料は最小限にできるから、個別株式に投資というのはちょっと飛躍しすぎかなという印象を持ちました。

まあコストが大事であることは否定のしようがありませんね。

2007-06-25

最近の円安は異常らしい

(ロイターより引用)国際決済銀行(BIS)は24日発表した年次報告で、最近の円安は「異常」だとし、円をショートにしている投資家は1998年の円の急騰を思い出すべきだと警告した。

海外へ投資する投信や外国為替証拠金取引が人気の中、円安への警告がなされているようです。マーケットの急激な巻き戻しを経験している人は、それに対する備えや心構えが出来ていると思うのですが、そうでない人については心配です。

個人的には、銀行で投資信託を買った人が、マーケットが急落し、大きな評価損が出たときにどんな反応を示すのかに興味があります。

もし、顧客からの苦情が続出すれば、販売側が顧客への投資教育を怠っていたことになりますし、投資家も勉強不足だったということを示すことになりますから。

そういう意味で、今後急激な巻き戻しが起こる局面があれば、それは販売側と個人投資家の成熟度合いを測る物差しになると思います。

2007-06-22

あれ、EDINETが見れる

JRE 1.6.0_01を入れてから見れなくなってしまったEDINETですが、なぜか見れるように。
トップページには、まだ対応してませんって書いてありますが。

とにかく見れるようになってよかったです。
ちなみにIE7×XP×JRE 1.6.0_01の環境です。

ブラックロック・ジャスダック・オープンを試し買い

本日、ブラックロック・ジャスダック・オープンを10,000円だけ投信スーパーセンターにて注文しました。
このファンドが成功するかどうかは別にして、一番の興味があるのは、ジャスダックの予想PERの水準がどう訂正されていくかです。

昨日時点での予想PERは、
東証1部全銘柄 20.13倍
ジャスダック   20.31倍
となっています。
相対的な変化を計測するために、ジャスダック予想PER÷東証1部全銘柄予想PERを計算すると、約1.01倍です。
この1.01倍という数値がどう変化するのかを見守ってみたいと思います。

2007-06-21

国内のモノ言う株主の発言には説得力があるなあ

ロイターに、企業年金連合会の矢野専務理事へのインタビューが載っていました。

(引用)人口が減少していく日本よりも海外で高い経済成長が見込まれるため、長期的にリターンを最大化する意味で、日本への投資を増やすことには問題があると指摘。「われわれは日本の年金なので日本への投資は欠かせないが、日本への投資を増やしていくことについては否定的」と語った。

なるほど、確かに成長率の高いところにお金が流れるのは必然ですね。国際分散投資の必要性がこの一文でシンプルに説明できましたね。


最近の外資系ファンドの動きについては、

(引用)「内部留保を溜め込み、株主に対して経営説明を十分にしてこなかった企業が対象となっており、株主としては当然の要求で、基本的には歓迎している」と述べた。

外資系ファンドが発言するとアレルギー反応が出てしまいがちですが、日本人のお金で日本人のために運用している機関投資家からの発言には妙な説得力があります。

そのほか、モノ言わない日本の機関投資家に対して、モノを言うべきだとの指摘もしてます。

くわしくは、ロイター記事をご覧ください。

2007-06-20

投資信託と監査法人

目論見書(新規設定を除く)を読んでいると、最後の方に監査報告書が載ってますよね。普通の企業と同じ様に、投資信託ごとに監査法人による財務諸表の監査を受けているわけです。

ということは、投資信託ひとつひとつの監査ですから、5月末時点で公募投信で2,908本、私募を合わせると5,447本の国内籍投信があり、そのすべてが対象となっているのだろうと思います。

数だけで考えるとすごいですね。東証1部・2部、大証1部・2部、ジャスダックの上場名柄数が約4,000ですから、監査法人はそれ以上の監査をこなしていることになります。

ただ、普通の企業と投資信託1本では、監査にかかる手間は全然違うのだろうとは思いますが、十分な監査が出来ているのか少しだけ心配になります。なんせ数が多いですから。

その辺のところ、詳しい方がいらっしゃいましたらぜひ教えてください。

2007-06-19

ジャスダック中心のファンドを検討する②

昨日リストアップした3ファンドのうちどれを選ぶかを考えます。

インベスコ 店頭・成長株オープン
販売手数料:2.1%
信託報酬:1.05%
市場別投資割合:東証1部(40.2%)、東証2部(4.9%)、マザーズ(16.5%)、ジャスダック(23.9%)、ヘラクレス(4.2%)、地方単独(5.2%)
信託期間:無期限
純資産総額:164.44億円

店頭株グロース・オープン
販売手数料:3.15%
信託報酬:1.596%
信託期間:2011/12/19まで
純資産総額:64.15億円

ブラックロック・ジャスダック・オープン
販売手数料:2.1%
信託報酬:1.3965%
信託期間:2009/07/13まで
市場別投資割合:ジャスダック(62.3%)、地方単独(12.6%)、ヘラクレス(5.1%)、東証1部(3.9%)、マザーズ(3.4%)、東証2部(3.4%)
純資産総額:36.29億円

だいたいこんな感じです。
インベスコ店頭・成長株オープンは、東証1部の比率が高いので今回の趣旨に合わずに却下、日興の店頭株グロースオープンは、レポートに比率が書いていなかったので却下、消去法でブラックロックが残りました。

ブラックロック・ジャスダックオープンの懸念としては、信託期間が残り2年しかないことですが、ファンドの沿革を読むと、過去においても延長したことがあるようなのでそれに期待します。ただ、2年持つかどうかも不明ですが。

2007/06/18時点の日経新聞の予想PERは、以下の通りです。
225 19.74倍
300 19.97倍
500 20.13倍
東証1部 20.13倍
ジャスダック 20.39倍

ジャスダックとその他の倍率の相対的な変化を見守っていきたいと思います。

2007-06-18

ジャスダック中心のファンドを検討する

新興市場の会計不信や相次ぐ下方修正などから、中小型株のパフォーマンスの悪化が目立っていますが、そろそろ打診的にちょこ買いしようかと考えています。

その理由は、ジャスダックの予想PERが225銘柄の予想PERを下回ったりする局面(現在は若干上回っている)があるなど、相対的な安さが出てきていると感じているからです。

こういう現象はめったにあることではないので、中小型系のファンドへの投資を考えているわけです。ただ、単なる中小型ファンドだと、東証1部や2部の銘柄中心のものが多いので、投信スーパーセンターで買えるジャスダック中心のファンドを調べてみました。

インベスコ 店頭・成長株オープン
店頭株グロース・オープン
ブラックロック・ジャスダック・オープン

おそらくこのような銘柄になると思うのですが、この中から組入れ具合やコスト等を考えて検討しようと思います。

2007-06-15

松井証券の戦略は?

FujiSankei Business i. 6/14より
ネット証券、投信販売を強化 「相場頼み」脱却目指す

の中に、気になる一文。

松井証券は株の仲介業だけを行う方針を転換し、投信販売の検討を始めた。

とうとう松井証券も参入するのですね。ネットでの株取引では先行者利益を得ていたわけですが、ここ数年はいいニュースが聞こえてこなくなっていたので、再びチャレンジするということなのでしょうか?

ネットでの投信販売は後発組になるわけですが、どういう戦略をもって臨むのかを期待したいところです。

そういえば、何年か前の松井社長の本の中に、投信の販売手数料を安くして売ろうとしたら業界から猛反発をくらった、というような記述があったことを思い出しました。

ネットで投信を買うのが当たり前になれば、それだけ自立した投資家が増えることにもなるので、松井証券にも期待したいと思います。

2007-06-14

最初の買付から半年後の月次運用レポート

ハイブリッド・セレクションの1回目の買付が2006年11月30日だったので、5月末時点の月次運用レポートで半年間の成果を確認したいと思います。

まず2006年11月30日からの騰落率は、

ハイブリッド・セレクション 9.70%
TOPIX(参考)       9.52%

一応勝ちではありますが、わずかな差です。

そしてドルコスト平均法を採用している私は、

1.8%・・・・・・・・。

私は解約価額を用いて計算しており、投信スーパーセンターではノーロードになっていないこともあり、
低めな数値ですね。

まあ、一番の要因は、ドルコスト平均法が効かないマーケット環境であったことだと思いますが、それは神のみぞ知ることなので、投資家が取るべき現実的な対策は、コストを下げることに尽きますね。

投信スーパーセンター殿、どうぞよろしくお願いします。

2007-06-13

ETFと裁定取引

こんな疑問を持ったことはありませんか?

同じETFなのに、新聞で株式欄と投信欄とで値段が違う。

例えば、昨日のダイワ上場投信-日経225では、株式欄の終値は18,090円、投信欄の基準価格は18,053円となっています。

株式欄の数値は、上記ETFでは取引所における終値。基準価格は、ポートフォリオの時価総額を口数で割った値なのです。

ETFは株式と同じように取引所で売買されますので、その時の需給で値段が刻一刻と変動します。ですから、225銘柄のポートフォリオの時価総額÷口数とETF自体の取引値段との間に差異が生じるわけです。

全く同じもので値段が異なるなんておかしいじゃないかと思うかもしれませんが、ふたつの値段が大きくはなれないように自然と裁定取引が働くわけです。

ETFの市場価格>ETFの基準価額 となった場合
(機関)投資家は、現物株をETFに交換して市場でETFを売却→ETFの市場価格の下落→本質的な水準に落ち着く

ETFの市場価格<ETFの基準価額 となった場合
(機関)投資家は、ETFを現物株に交換して市場で現物株を売却→ETFの基準価額の下落→本質的な水準に落ち着く

というメカニズムです。

市場価格と基準価格の差が生まれたとしても、わずかなものになるわけです。逆に言えば、わずかな差は必ず生じます。

ETFを引け成り行きで注文して、証券会社から伝えられた約定値段と、翌朝の投信欄の基準価格が違うじゃないか!なんて間違って文句を言わないように気をつけましょう。

2007-06-12

お金だけが動いても、「貯蓄から投資へ」なんてありえない

投信の取扱に関して、三菱東京UFJ銀行への行政処分がでた問題ですが、まったく驚きはないです。今回の件は直接的には事後処理に対する問題なわけですが、まあ他にも検査ではいろいろ挙がったであろうことは想像できます。

他の銀行がキレイかというとそんなことは有り得ないはずで、そのうち出てくるでしょう。

ところで、株の誤発注(過去に私も経験あり)ならまだしも、投信の誤発注とは珍しいですね。リアルタイムに価格が変わる商品でもないのに不思議な感じがします。

最近は、投資信託市場の拡大で「貯蓄から投資へ」が進んでいるかのように報道されていますが、そのほとんどを銀行が「利ざやから手数料へ」という形が支えているわけで、非常にもろいものです。

今後、投信離れへの揺れ戻しが起こるとすれば、今回の行政処分のように販売側への不信が高まるケースと、マーケットが悪くなって損することを知らなかった(考えていなかった)投資家が身動きできなくなるケースが考えられます。

「貯蓄から投資へ」というのは、個人が自立してその結果お金が動くことだと思うのですが、現状のような非常にもろいと思われる状況では、お金はすぐに逆流するんだろうなと思っています。

自分のお金について、一番真剣に考えてくれる人(考えるべき人)は、銀行でも証券でもFPでもなくて、間違いなく自分自身であることを認識するべきでしょう。

2007-06-11

1952年から2006年までの平均年間収益率は

財団法人 日本証券経済研究所が毎年、日本株の収益率データを公表していますが、2006年までのデータが公表されていました。

東証1部全体でみると、1952年に購入し2006年まで保有したとすると、年平均の収益率は13.7%だそうです。

ちなみに、私が生まれた1978年から2006年までの年平均収益率は、8.6%でした。

この表を眺めいていると、十分な分散と長期にわたる投資の大切さが実感できます。

まだご覧になったことのない方はぜひご覧ください。

2007-06-08

グッドウィル けっこう組入れられていた

コムスン問題が盛んに報道されています。
現時点で、親会社のグッドウィル・グループに関して臨時レポートを出しているのは、三菱UFJ投信だけのようです。

そのレポートによると、6月5日時点で30本のファンド(含むDC専用ファンド)に当該銘柄が組入れられているようですが、そのうち上位5本の組入比率は以下の通りです。

三菱UFJ 日本株アクティブ・ファンド 5.28%
三菱UFJ ジャパン・アクティブ・ファンド 5.24%
日本株プライムアクティブ・ファンド(ラップ向け) 5.23%
三菱UFJ ジャパン・アクティブ・プラス 4.63%
三菱UFJ ジャパン・アクティブ・ニュートラル 4.13%

結構入っているなあ、という印象です。まあ、仕方ないですけど。ちなみに同社のTOPIXファンドは、0.03%という比率です。

ところで、コムスンに対して「けしからん」というのは簡単なんですが、介護業界が抱える構造がこの問題のそもそもの原因のような気がするのです。人手が足りない、利益が出しにくいなどなど。現状で優先すべきはサービスの利用者ですから、コムスン意外のライバル会社が受け皿になるのもいいのかもしれませんが、もう一度チャンスを与えるというのもありだと思っています。もちろん、経営責任を明確にしたうえで。コムスンを叩いたところで、問題の根っこが解決するようには思えませんから。

2007-06-07

定期購読したいけど

今春から発行されている「ファンド情報」(発行元:格付投資情報センター)というニューズレターがあります。

内容的には、ファンドに関する月2回の新聞みたいなものだと思うのですが、これがまた高い!

年間購読料が、24冊+増刊号でなんと88,200円

法人向け専門情報だからしょうがないかもしれません。

余裕があればぜひ購読したいのですが・・・・。

だれか読んだことのある人いませんか?おもしろいですか?

2007-06-06

信託報酬激安だけど

確定拠出年金向けのファンドもファンドゲット.comへのデータベースに加えるべく、ここのところ毎日調べているのですが、びっくりするほど信託報酬が安いものがあるんですね。

昨日は三菱UFJ投信のDC向けファンドを調べていたのですが、例えば、

三菱UFJ <DC>インデックス・ライフ・バランスファンド(安定型)  0.3255%(税抜0.31%)以内
三菱UFJ <DC>インデックス・ライフ・バランスファンド(安定成長型)  0.3465(0.33%)以内
三菱UFJ <DC>インデックス・ライフ・バランスファンド(成長型)  0.3675(0.35%)以内
三菱UFJ <DC>インデックス・ライフ・バランスファンド(積極型)  0.3885(0.37%)以内


という風に明らかに安いわけです。上記ファンドは、国内株式・国内債券・外国株式・外国債券をパッシブ運用するものです。



ただ、確定拠出年金に関しては、運営管理機関手数料もかかってきますし、ましてやどの運営管理機関を選ぶべきかという情報(商品・コストなど)も圧倒的に不足してますし、企業型の場合は会社側が運営管理機関を選ぶので選択の余地がないという問題もあります。運営管理機関を販売会社がかねていたり、販売会社の資本だったりすると、信託報酬が安くても、運営管理機関手数料でしっかり元を取ってるのかなーなんてうがった見方もしてしまいます。



2、300本の投信を抱えるような運用会社のバランスファンドに対して、心理的な抵抗感もありますし。



確定拠出年金でファンドを買う場合は、ファンド自体のコストと管理コストとをしっかり吟味する必要がありそうです。

2007-06-05

ベビーファンドは配当を受け取らない

保有するハイブリッド・セレクションの前期(第9期)の運用報告書を見直していると「損益の状況」欄に気になることを見つけました。

(A)配当等収益  39,345円
   受取利息     39,345

「期末時点で80億円近い純資産がありながら、保有株からの配当はないの?」

と思ったわけです。

そこで、今度はハイブリッド・セレクション・マザーファンド受益証券の「損益の状況」欄を見ると、

(A)配当等収益  129,704,449円
  受取配当金   128,605,650
  受取利息     1,098,308
  その他収益金  491

となっていました。しっかり受け取ってる!

マザーファンドは配当を受け取っていて、ベビーファンドは配当を受け取っていない。しばらく考えこんんで、ひとつの結論に達しました。

マザーファンドが保有株式から得た配当金は、マザーファンドの資産として留保され、マザーファンド受益証券へ投資するベビーファンドには、それがキャピタルゲインに反映されているのではないか。それ以外考えられないと思ったわけです。

それを確かめるべく、同じくファミリーファンド方式の国民的ファンド?であるグロソブの運用報告書を見てみることに。すると、しっかりと書いてありました。

第51期中よりファミリーファンド方式に変更したため、以降マザーファンドから得られる配当等収益は、マザーファンドの基準価額を通じて(B)有価証券売買損益の売買益の増加または売買損の減少として反映されます。

これですっきりした気分に。またひとつ勉強になりました。

それにしても、さすがグロソブ。詳しく書いてありますねー。グロソブがこけるわけにはいかないという恐怖すら伝わってくるほどの詳細な情報公開ですね。でもおじいちゃんやおばあちゃんは読んでいないんだろうなー。

2007-06-04

ファンド・オブ・ファンズへのETFの組入れ

ファンド・オブ・ファンズ形式は、設定する運用会社への信託報酬と投資先ファンドへの信託報酬が発生することから、実質的な信託報酬がどうしても高めになってしまいます。

その投資先ファンドについてですが、ETFも組入れ可能だということを初めて知りました。今までは、いわゆる契約型投信だけかと思っていたのですが、よくよく考えてみるとREITファンドはファンド・オブ・ファンズ形式で、上場している投資法人の投資口に投資してますもんね。

投資信託協会の「投資信託等の運用に関する規則」を読んでみると、ファンド・オブ・ファンズには、国内外問わず上場しているETFを組入れることが可能なようです。

ということは、世界中のETFを集めて、低コストのファンド・オブ・ファンズを組成することが可能ということになるのでしょうか。

詳しい投資家の方なら、自分いろんなETFを組みあわせることが出来ますが、普通の投資家の人達にとって、タイミングや投資比率などを任せる意味で、ETFのみで組成されたファンド・オブ・ファンズが選択肢としてあればいいですね。

複数のヘッジファンドへ投資するファンドが、ファンド・オブ・ヘッジファンズと呼ばれているので、これは ”Fund of Exchange Traded Funds”
ということになるのでしょうか。

2007-06-01

7回目の買付

昨日31日は、積み立ての7回目の買付日。
日本株は上昇した日だったので、基準価額も247円上昇していました。

買付単価:18,243円
買付数量:5,369口

これで積立口数合計は、39,197口となりました。

日本株は海外に比べて出遅れているという強気派と、PERは海外に比べて高いという弱気派と両方の声が聞こえていますが、わたし自身は特に売る理由などないので、このまま積み立て続けていきたいと思います。